TVアニメ『ひぐらしのなく頃に』旧作と異なる新展開か?第3話

TVアニメ「ひぐらしのなく頃に」公式サイトより

 綿流しのお祭りもいよいよ終盤。梨花の演舞を見守り、それが終わると「綿流し」のために村人たちは皆川へと向かう。まだ引っ越してきたばかりの圭一は綿流しというのがどういうものなのか全く分からないために、レナから説明を受ける。

 一人一つ、綿をもらい、それで頭や胸元、おなかをぽんぽんとなぞりながら「オヤシロさまありがとう」と、この雛見沢の守り神と呼ばれているオヤシロ様に感謝を込めて、その綿を川に流すのだ。でたーオヤシロさま……。 
 
 綿も流したので魅音たちと合流しよう、となりレナが先に皆を探しに行ったあと圭一は河原で富竹が女性といる姿を目撃する。富竹は毎年意中の人に会いに雛見沢に来ている、という噂を思い出した圭一は邪魔をしては悪い、と声をかえずにその場を立ち去った。だが、その姿を見ていたのは圭一だけではなく、レナもなぜか遠くから圭一を、そして富竹たちを見ていたのである。

 祭りの翌日。圭一がいつも通り学校で過ごしていると、彼宛に客が来ている、と校門前に呼び出される。圭一を呼び出したのは、警察の男、大石。誰かに聞かれるとまずい話でもするつもりなのか、自分の乗ってきた車に圭一を誘導する。

 何がなんだかわからないままに車に乗り込んだ圭一は、富竹の写真を見せられる。一体富竹がどうしたのだというのか。なんでも、彼は現在一緒にいたタカノという女性と共に行方不明になっているという。昨晩姿を見た二人が行方不明ということに、衝撃を覚えるが、見かけたけれど会話はしていないことを伝える。

 大石は圭一に「祟りを信じるか?」と突然関係ないようなことを訪ねる。もちろん圭一はそんなこと信じるはずもないと答えるが、この雛見沢の人間はかなりの確率でその存在を信じているのだという。そもそもは4年前、この雛見沢で起こったバラバラ殺人事件が発端となり、それから毎年連続で人が死んでいることを教えてくれた。さらにそれは毎年決まって、綿流しのお祭りの日に起こるというのだ。

 今回、富竹とタカノは行方不明。またオヤシロさまの祟りが起こってしまったのではないか、と危惧して警察は二人の行方を追っているという。富竹の自転車やタカノの車はそのまま残されており、今は何でもいいから情報を集めている段階だという、
 
 大石は圭一に自分の連絡先を渡し、なんでも思い出したことなどがあれば連絡をくれ、というが今日自分とあったことは誰にも、特に魅音たちには絶対に話すな、と釘を刺された。自分の仲のいい人物の名前を出して念押しされたことに腹を立てた圭一だったが大石は「雛見沢の人間には知られたくない」と更に念を押して帰っていった。

 大石に言われた言葉が気になり、寝不足になった圭一。その日の昼休みは昼寝をして過ごしていたが、そんな圭一の側で、魅音とレナがなにやら内緒話をしているのが耳に入ってきた。二人は「もう次の日にはいなかったって……」「今年の祟りは……」「オヤシロさまなら……」「鬼隠しにあったのは……」と明らかに富竹について語っているようだった。だが、それならなぜ圭一には話してくれないのか。モンモンとした気持ちを抱えながら帰宅をしていると、またしても圭一の前に大石が現れる。

 車にのって連れていかれた場所は、「エンジェルモート」というファミレス。店員の制服の露出度が高すぎて、現在の法律だと確実にアウトそうな場所だ。雛見沢とは少し離れた場所にあるので、ここなら話がしやすいと踏んだのだろう。圭一は、魅音とレナの会話の中で気になった「鬼隠し」の意味について、大石に尋ねることに。

 雛見沢は元々鬼の住む里として知られていた場所だったのだという。さらにその鬼は「人食い鬼」をさしており、子供などをさらって食べる、といわれていたらしい。4年前から連続でおこるこの一連の事件が「鬼隠し」と言われているのは、毎年亡くなる人と一緒に行方不明になる人物がいることから来ているという。今年も、富竹とタカノ、二人が行方不明だがどちらかがなくなっていた場合、例年通りの展開になってしまうのだ。

 大石は魅音たちが圭一に鬼隠しについて教えてくれなかったのは、彼を不安にさせたり心配させたりしたくないと思ったからでは、と言ってくれたが、モヤモヤは晴れないままだ。

 次の日の帰宅時、圭一は勢いあまってレナに「自分に嘘や隠し事はしていないよな?」と聞いてしまう。だが逆にレナから「なら圭一くんはレナたちに隠し事してないの?」 と問われてしまう。さらには大石にあっていたことを指摘されて言い逃れできないながらも、隠し通そうとしてしまう。ここでレナの「嘘だ!」が響き渡る。怖い…‥‥。低音でまくし立てた後、にっこりといつものレナに戻るのもとにかく怖い。圭一もいつもとは違うレナの様子に恐怖を感じたようだ。

 そに日の夜。圭一宛に大石から電話がかかってくる。大石は調査の中で掴んだ情報を圭一と共有しようと電話をかけてきたようだ。彼はレナについて調べたらしい。レナは一年前に茨城から雛見沢に引っ越してきたようだ。だが、彼女の両親は元々雛見沢の人間。彼女も幼少期は雛見沢で過ごし、茨城に引っ越し、また戻ってきたというのだ。

 さらに、雛見沢に引っ越してくる前の学校で彼女は停学をくらっているという。なんでも学校中の窓ガラスを割って回ったというのだから驚きだ。 そこでカウンセリングを受けるようになり、その時のカルテから診察ちゅうに「オヤシロ様」という単語が何度も出てきていたというのだ。

 引っ越し前に彼女はなぜオヤシロ様と口走っていたのか? 普段穏やかに見えるレナが窓ガラスを割って回ったとは? 突然の情報に混乱する圭一。だが、大石との電話はそこで中断せざるを得なくなってしまう。父親が、圭一の部屋を訪れたのだ。

 電話を切ってふすまを開けると、ティーセットを両手に抱えた父親がたっていた。どうしたのかと思えば、「レナちゃんが来てるんだろ?」 と意味不明なことを言い出す。父曰く、圭一に電話がかかってきた少し後にレナがやってきて、父は圭一の部屋の場所を教えたそうだ。つまり、圭一が大石と電話で話していたのを、圭一にばれないように聞いていたのだ。

 なぜレナは声をかけずに帰ったのか。何をしに家まで来たのか。祭りが終わると一気に雰囲気がダークになるひぐらし。まだ富竹さんの遺体が見つかっていないなど、今までのルートとは違う部分もありつつも、過去のルートと同じ部分も多くある今回の鬼騙し編。私たちはいったい、どこで騙されているのだろうか。

 

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