TVアニメ『ひぐらしのなく頃に』鬼騙し編が完結!「隠し」ではない真意は?第4話

TVアニメ「ひぐらしのなく頃に」公式サイトより

 鬼騙し編完結回。鬼隠し編とは違う鬼〝騙し”というタイトルが意味するものとは? あああ、この1話から章のラストにかけてどんどん不穏な雰囲気になっていくこの感じがたまらない。

 ふすまの向こうにレナがいた、という事が心に重くのしかかり、悪夢まで見てしまう圭一。どんどん彼女に対しての恐怖心や疑いが広がっていく。 少しだけ空いているふすまや扉の隙間が余計に怖く見えてしまう。見ながら家の中の隙間をそっと閉じてしまう。それくらいに、レナが怖い。どこかでレナが見ているのかもしれない、と思いこんでしまい、普通に眠ることもできないまま朝を迎える。

 母が寝不足で顔色が悪くなっていたのを体調不良と思い違いしてくれたことを幸いに、圭一はレナが朝迎えてに来てくれても顔を合わせるのが嫌で仮病を使って回避してしまう。

 母に病院に行くように言われた圭一は、村で唯一の病院である入江診療所に向かう。だが、診療所には軍隊のような人たちが大量の荷物を運びこんでいた。何が行われているかわからない圭一は、近くにいた人に話を聞いてみると、診療所はしばらく休診するから別の病院に行ってほしいと言われていしまう。

 診療所には不釣り合いなこの団体と荷物はなんなのか、圭一は気になりながらも、その場を後にする。

 入江診療所意外は村に病院はない。行き場を失った圭一はそのまま学校に向かうことに。休みのはずの圭一が来たことで、皆も驚いたが登校を喜び、心配してくれた。だが圭一はレナの顔をまっすぐにみることができないでいた。

 どこか様子のおかしい圭一に気付いた梨花は彼を誰もいないところに呼び出し、何かあったかと聞きだそうとした。梨花ちゃんにとっては正解のルートを知っているゆえ、ここで圭一がレナを疑ったままでいられては困るのである。

 レナに違和感を感じる圭一に、手厚いフォローを与え気持ちを強く持たせるように助言を送る。梨花ちゃんに励まされたことで、レナを疑ってかかってしまった自分を恥じ、前向きに捕らえようと決意する圭一。帰宅すると、なぜか両親が共に留守にしているようだった。

 夕刻になっても誰も帰ってこないと思っていたら母から電話があり、東京に行かねばならない用事があり、明日の夜まで帰れないという。圭一の食事はレナにお願いしたから心配するな、と電話は切られてしまうが「レナ」という名前に恐怖を覚えてしまう。

 さっき信じようと決めたばかりなのに、なぜ名前を聞くだけでこんなにも恐怖で身がすくむのか。母からの電話の直後、母の言った通りレナが家を訪ねてくる。チャイムを何度もならし、しつこく扉をたたく。これだけで警戒したくなる気持ちに共感してしまう程に怖い。そんなならさなくてもいいよ! 怖いよ!

 ドア越しに話をすると、いつものレナの声に聞こえ、圭一は梨花ちゃんにいわれたことを思い出し、レナを信頼するんだ、と自分に言い聞かせ扉をあける。

 そこにはいつも通りの優しく可愛いレナがいた。自分が勝手に恐怖心を抱いていたのが馬鹿らしくなるほどに、いつものレナだった。

 大きなお重が入っていそうな風呂敷を持ったレナは、台所を貸してほしいという。圭一が手伝いを申し出ても、一人でやるといってきかないレナに圭一は台所に案内し言われたままにテレビでも見てようかとチャンネルをひねる。

 だが、どれも特にみたいとも思えない内容だったり、雛見沢の事件を思い出させるような内容のものが映されたことで圭一はテレビを消してレナに話しかける。

 謝りたいことがある、と語りかける圭一。謝りたいのは、レナたちが何か自分に嘘をついているのではないかと疑ってしまったこと。あやまりながら圭一は警戒せずに台所に入ってしまう。台所では、レナは重箱に詰めた人を、圭一を殺すための道具を準備している最中だった。

 レナの手元に広がる凶器の数々を見て衝撃を受ける圭一。なぜ、レナがこんなものを家に持ち込んでいるのか? レナは自分の首をかきむしり、圭一の意味の分からないことをつぶやきながら突如包丁で襲い掛かってくる。
 
 圭一も近くにあったゴルフクラブで応戦するが、まだレナが自分を殺しに来た、ということを受け入れられておらず戸惑いが隠せない。だが、殺されたくないという気持ちで彼女の包丁を交わし続けることしかできない。

 レナは圭一を殺して自分が消えれば今年のオヤシロさまの祟りは自分たちになり、父親は静かに暮らしていける、などどつぶやきながら本気で圭一を殺しにかかる。

 ふと油断した一瞬で、圭一の腹はレナの包丁に突き刺されてしまう。倒れこむ圭一の腹を何度も何度も刺し続けるレナ。

 圭一は力を振り絞り、乱闘の際に落とした時計でレナの頭部を殴りつける。お互いに殴り、刺しの攻撃を繰り返しどちらも意識を失うまで戦い続けた。

 そして、圭一は目を覚ました。そこは病院で両親が付き添っていた。数日たち、警察の事情聴取も始まったが、圭一自身がなぜあんなことが起こったのか理解できないままなので、満足に事実を語ることもできなかった。

 魅音が見舞いにやってきた際、本当のことを教えてほしい、問うと魅音はレナが亡くなったことを教えてくれた。さらに、レナと圭一の件があった翌日、梨花と沙都子も何者かによって殺されたことを聞かされる。

 なぜ、こんなことが起きたのか。診察の時間になり魅音が帰った後、圭一は看護師から症状の確認を受ける。「喉が異常に痒くなったりはしていませんか?」 その質問を聞いた圭一は、狂ったように喉をかきむしってしまうのだった……。

 梨花ちゃんの助言で鬼隠し編のラストを回避できたかと思いきや、まさかの全然違うラスト。もちろん今回は鬼隠しではなく鬼騙しなのだからラストが違うのは勿論なのだが、どのルートとも違うラストに完全新作の意気込みを感じる。果たして、この新章が続く先に待っている雛見沢の未来はどんなものになるのか? 大団円の先の大団円があるのか? それとも今回も絶望しかまっていないのか? 次回からは綿騙し編。 いったいどんな物語がまっているのだろうか。

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