TVアニメ『体操ザムライ』レオはバレエダンサー?第7話

TVアニメ「体操ザムライ」公式サイトより

 とうとうレオの正体が明かされた! 体操系なのかと思っていたが、彼の正体はバレエダンサー。エージェントたちに、荒垣家に迷惑がかかると脅され、修行の旅に出ると書置きして向かっていたのはまさかのロンドン。そこでコーチのような人に今すぐ着替えて舞台に立て、といわれるが、レオは日本で学んだ土下座をかまし、まだ自分は舞台に立つことは出来ないと訴える。

 日本に戻らないとダメなんだと心の底から訴えたレオに、そのコーチは冬まで、という制限とこれが最後だということを告げて、レオが日本に戻ることを許してくれた。レオは日本で、城太郎の元で、一体何をしようというのだろうか?

 城太郎は中国との合同合宿に参加。過去にもきたことがある合宿所だったらしく、なつかしさにふらふらと当たりを見回る城太郎。日本の選手より先に到着していた中国人選手は既に練習をスタートさせていた。トップレベルの選手の練習風景に刺激を受ける日本人選手たち。

 合同練習スタートの挨拶が終わると、鉄男は突然中国のトップ選手リュウに勝負を挑む。鉄男は自分がここに来たのはお前に勝つためだ、とまで宣言する。もう他の選手など眼中にないかのようだ。

 中国側はこういった熱い想いは大歓迎らしく、勝負を受けてくれることに。鉄男先行で突発試合はスタートした。

 NHK杯の時よりも更に難度を上げた技を披露し、鉄男は9.675という高得点をはじき出す。対するリュウも、最上級の離れ技を連続で行うなど、世界王者の力を見せつけ、結果は9.825と、かなりレベルの高い戦いを見せた。

 すると城太郎が突然「自分もやってみていいですか?」と この試合に参加の意欲を示す。コーチ陣はこの申し出を受け、城太郎の参加を許可。早速スタートすることに。

 あの二人の演技のあとには誰がやっても強いプレッシャーを感じそうだが、城太郎は自分の演技に集中している様子。

 最初からアラガキが繰り出される。そう、城太郎は天草からアラガキを解禁され、それを試してみたかったのだ。無事アラガキが決まると、なぜかジョウタロウは鉄棒から降り、ガッツポーズをとりアラガキが成功した喜びをかみしめる。

 日中どちらも、城太郎の行動には度肝を抜かれたが、ここから合宿はスタートし、お互いの練習を参考にして合宿は進んでいき、とうとう最終日。最終日は公開練習日でマスコミや見学者が多く訪れた。玲とレオも天草に連れられてやってきた。

 レオは鉄男が一人走り込みに向かう姿を見て彼のあとを追いかける。いつもの如く、距離感を考えないレオに鉄男はいら立ち、巻こうとペースを上げて走り出すが、最終的に二人は道に迷ってしまう。

 地図を確認しても全く元の場所に戻れない当たり、鉄男はかなりの方向音痴のようだ。

 一休みしたベンチで、レオは鉄男に「何故体操をやっているのか」と質問を投げかけた。城太郎が楽しそうに体操をやっているのとは対照的に、鉄男が楽しそうに体操をしているのを見たことがないから気になったようだ。

 だが鉄男は城太郎と一緒にするなと突っぱね、勝てない奴がいていい世界ではない。と切り捨てる。レオはその言葉に自分のいたバレエ業界を思い出し、「そんな世界で生きていくのは怖くないの? 途中で自分の力じゃ無理だって気づいたらどうするの?」とさらに質問を重ねる。

 だが鉄男は「俺は勝つ。たとえ今は負けようと、最後に必ず勝つのが俺の体操だ。」 と自分の意見をきっぱりと迷いなく言い切った。

 合宿最終日ということで、立食パーティーのようなものが行われた。玲やレオも参加して楽しいひと時を過ごしていた。そんな中、中国選手のキティ・チャンが玲に声をかける。城太郎の娘だから、なのかと思いきや、キティは母親である荒垣知世のファンなのだという。その話で一気に盛り上がりお友達ができたようだ。人間関係とは不思議なものである。

 一方城太郎はトイレに行ったさいに体育館から音が聞こえたことに驚き、覗きにいってみるとリュウが一人練習をしている姿を目撃する。

 リュウも城太郎に気付き、話しかけてきた。今まで寡黙で全くしゃべらなかったリュウがしゃべることに驚く城太郎。リュウは、7年前に城太郎がメダルを取ったところを見ていたという。だが、今なぜ城太郎がここにいるのかがわからないという。

 今回の合同合宿に同意してリュウたちが来ているのは若手の実力を見るためで、その中でも鉄男は今後どんどん上に来るだろう逸材だという感想を持った。だが、城太郎は既にピークを過ぎているだろうに、なぜまだ合宿に参加し、引退もせずに続けるのか? それを聞きたいのだそうだ。

 城太郎は、肩を痛めて調子を落とし、心配もかけ、一度は引退も決めたがそれでもずっと、俺はまだやれるのにな、と思っていた。頭ではもう無理という言葉は理解できるがまだ体も動くし鉄棒も回れる。気付いたら「出来るぞ」と叫んでいたのだ。

 その言葉を聞いたリュウは「死ぬまで続けるつもりなのか?」 とつい聞いてしまった。すると城太郎は「そうかもしれない」とあっけらかんと返答した。その答えが面白かったのか、リュウは大きく笑いだす。

 笑いが収まると、すぐにいつもの無表情な彼に戻り城太郎に忠告を残して去っていった。「アラガキだけでは勝てない。初日の南野の点数にも及ばない。」と。

 城太郎は合宿後、天草に「今のままでは勝てない」と相談をすると、「アラガキマーク2」をやるときが来た……という返答が帰ってきた。4回転、かなりの高難度の技。それがあれば城太郎に勝利の道筋がみえるのか!?

TVアニメ『体操ザムライ』レオはバレエダンサー?第7話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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