TVアニメ『魔王城でおやすみ』姫にとって誘拐なんてただの旅行??第7話

TVアニメ『魔王城でおやすみ』公式サイトより

 人間の国から姫を捉えてきた魔王。彼女を奪い返しに来るであろう勇者の到着を待ちわびているが、中々に進まない今日この頃。姫のいる毎日が当たり前担っていたある日、事件は起きる。まさかの同じ魔族の者に姫が攫われてしまったのだ.。大人しいだけではなく、何をしでかすかわからない姫を魔王たちは取り戻すことができるのか?

 攫われ、再度とらわれた場所は旧魔王城。さらったのは、魔王の地位を狙う男ハデス。囚われの人間の姫の正体をまだ知らないハデスは、彼女を適当な牢屋に押し込み、いつ魔王が来てもいいようにと準備を進めるが、彼はまだ気づいていない、姫の恐ろしさに。

 姫は囚われの場所が変わったことには気づいたが、この旧魔王城が静かなことくらいしか特に考えてはいなかった。さらにやることが寝ることしかない、というのは前の魔王城と同じなのでとりあえず寝てから考えようとベッドに体を預けようとするのだが、寝転がってみるとその寝具のレベルの低さに驚愕。これでは安眠などできるはずもない。早速寝具作りの道具を手に入れることを決意する。

 彼女の前に、人質が来たということで様子を見にやってきたのはケル、ベロ、スウという三人組の魔物。脱獄しようとする姫をからかおうとしたが、なぜか持っていた爆弾であっという間に威嚇されてしまい、さらには寝具作りの道具になりそうなものを教えろ、と詰め寄られてしまう。
 
 魔王たちは姫をさらったのがハデスであるとあたりをつけ、彼に連絡をとってみることに。魔王の座を狙うハデスは悔しかったら取り返しに来るといい、と自信満々に自分化に優れてるかを語りだす。

 だがその通信機を魔王を含め魔王城幹部が見守っていると、画面の中に姫の姿が。姫はどうやらハデスの着ている服のファーを狙っている様子。ハデスに気付かれてはいけないので、魔王城サイドの面々も何も言えないがヒヤヒヤしながらも見守らずにはいられない展開に。

 当の姫本人はあまり気にせず豪快にファーをむしり取る。どうしてもかたくて取れない部分があったが、それを魔王城からのナイスアシストで取りやすくしてあげたことで取れた時には、ロケット離陸成功のように喜びの声があがったほどだ。勿論ハデスは皆が何に興奮しているかわからない。知らぬ間に身ぐるみはがされているとは露ほども思っていない様子だ。

 姫はハデスからはぎとったファーを使って枕のリメイクに成功。旧魔王城に来て初めての安眠に入ることができた。

 枕は完成したものの、この旧魔王城は部屋の環境がカス。枕だけでは一次しのぎにしかならないと感じた姫は、新しい安眠できるベッドを作ることを決意。ナチュラルに脱獄をし、材料を探し求める。だが旧魔王城はトラップの数がやたらと多く、生活スペースへの配慮が全くない。姫はこの城に暮らす魔族たちもさぞ眠りに苦労しているだろう、と同情気味に探索を続けていた。

 だが、その中でマグマやファイヤボールが飛び交う中で爆睡している人物を発見する。気持ちよさそうに眠る人を起こすのはしのびない、と一般的な心情も持ち合わせていた姫だったが、「起こしてください」という書置きを見て遠慮なく起こす。

 彼の正体は「睡魔」なんと、眠気の化身だという。一日20時間寝ないと死んでしまう体らしく、起きている時にはいかにぐっすりと眠るかを研究しているのだという。

 姫はその道のプロと出会ってしまったのだ。彼を師匠とあがめることに決め、教えを乞う事に。

 睡魔は自分がこんな危険なところで眠れているのはファイヤボールが来ない位置を把握していることを教え、さらにトラップ床ですらも寝具に変えるやり方を姫に伝授。姫は教えてもらったことをさっそく生かしてトラップ床の並びを変えて動くベッドを作りだし、ファイヤボールをよけながら寝る寝床を作り上げた。

 睡魔も、ここまで睡眠に貪欲な人物をみたことがないと二人は意気投合したのだった。

 一方、人質救出のために魔王城は大騒ぎ。魔王たちは姫が心細く思っており、安眠もできておらず、ひどい目にあっているのではないかと心配しまくり、でびあくまを数匹つれていき、モフモフの毛布をもって迎えに行こうと計画を立てていた。もうすっかり保護者である。

 ハデスは魔王軍を迎えるために、ケル、ベロ、スウたちにも準備を整えるようにと命令を出していた。彼らにはとっておきの道具が用意されていたのだが、その話をしているころには姫が寝具作りのアイテムを物色しているところだったので見事に破壊、分解、回収がなされていた。さらに空中戦用のアイテムもあったが、それも既に奪われていた。

 姫が着々とアイテムを集めてるとは知らないハデスと、魔王城の面々。魔王とハデスは邂逅し、激しい戦いが始まるかに見えたがその瞬間、空中戦用のアイテムにのって堂々と空を飛んで魔王城に帰ろうとしている姫の姿を二人は目撃してしまう。

 姫にとって今回の誘拐はただの旅行。珍しい場所に来て、師匠を得て目新しいアイテムを手に入れておうちに帰るのだ。

 そこで帰るおうちが魔王城なのか、というツッコミどころはあるが、周りが考えているよりもずっと姫は魔王城の生活を気に入ってるようだ。

 魔王たちも何しに来たのレベルだったが、全員一丸となって姫を助けようとしているところはもはや愛おしい。可愛すぎるだろう魔王軍。城に待機している魔族たちもみんな姫の不在には物足りなさを感じていたようだ。姫の中毒性、恐ろしい。

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