仲間が増えるとワクワクしてくるもの。前回から登場したマァムがダイたちの仲間に加わるまでのエピソードだ。
味方だと思っていたマァムが突然ダイめがけて攻撃を仕掛けたように見えて動揺するポップ。だが、マァムが撃ったのは攻撃ではなく、彼を回復させるための魔法ヒアリクだった。
ダイが動けるようになったことで、形勢は逆転。マァムがクロコダインの武器に照準を合わせてポップに入れてもらったヒャドで攻撃し、クロコダインの武器を持つてを氷漬けに。その隙を狙ってダイが剣で切りつけ、クロコダインの目に大きな傷をつけることに成功する。
アバンの使途とはいえど子供に、自らの肉体・そして誇りに傷をつけられたクロコダインは怒り、必ず自らの手で殺すと宣言し姿を消した。なんとか3人で苦難を乗り越えたのだ。
傷の手当などをしている間に、マァムもアバン先生の弟子だったことがダイにも告げられる。彼女の強さのワケも納得である。二人はそのままマァムの村に立ち寄ることに。
一方、ダイの育った島にはブラスの元に妖魔司教のボエラが現れる。彼は一体この島に何をしに来たのか? さらにボエラはそのあとクロコダインの元にも現れ同じ司団長としてアドバイスを与えようと、彼に何かを手渡していた。
だが、卑怯なことが大嫌いなクロコダインは彼の提案に嫌悪感を示す。それでも、ダイと再度戦ってまたしても倒すことができなかったら? という問いかけに彼の心は大きく揺れ動いてしまっていた。
マァムの暮らす村でゴメちゃんとも再会を果たすダイ。ゴメちゃんだけは島から離れても狂暴性を感じさせないいつも通りの様子だ。彼には不思議な力があるのかもしれない。
村全体をあげてダイたちの到着を喜んでくれたが、その中でも特にマァムの母はダイたちに対して歓迎モードが他よりも強いらしい。
それというのも、マァムの両親は過去、アバンと共に魔王を倒したメンバーだったのだ。僧侶の母と戦士の父。父は亡くなってしまったようだが、二人でこの村を守っているらしい。アバンも一度この村に立ち寄り、その際にマァムに修行をつけてくれたのだという。
ダイとポップは懐かしそうにアバンの事を語る親子に、彼が亡くなったとは言いだせず「今も元気です」と嘘をついてしまう。この嘘のせいで、もっと話を聞きたいからと二人は半強制的に村に宿泊することに。
せっかくなのでゆっくりと休むことにした二人は、マァムがどのような修行を行い、何ができるのか、そして気になる魔団銃について話を聞くことに。
この銃は卒業の日に、アバンがマァムにくれたものらしくなんと彼の手作りなのだそうだ。銃という形をとっているため、マァムには最初それが人に怪我をさせてしまう怖い武器だと感じ「いらない」と伝えてしまった。
だが、アバンは彼女に愛や優しさだけでは人を守れない時があることを伝え、力無き正義もまた無力であることを説いた。この銃は攻撃力を補うだけでなく補助呪文にも使えること、使い方次第でどうにでもなることを教えてもらったことで、マァムは今もこの銃を使い続けることが出来ているようだ。
マァムが魔団銃に魔法を詰めてもらわなければ、と村長の元に向かうとしたがポップがその役を自ら買って出てやった。臆病で卑怯なところもあるポップが人のために自ら何かするなんて珍しい、とダイにもからかわれてしまう。ダイも指摘していたが、なんだかんだいってポップはマァムのことが好きなのかもしれない。
マァムが去った後、ポップをひとしきりからかったがやはり二人はマァムにアバンが亡くなったことを告げることはできないよなぁ、と話し合っていると、ダイは突然立ち上がり村長の元へと向かっていった。この村で一番魔法が使えるという村長に、魔法を習おうと思ったようだ。
だが、アバンの弟子に自分が教えられるものはないと困惑する村長に、ダイはマァムたちには秘密にしておいてほしい、とアバンが亡くなり自分は修行が未完成だということを告白する。 だが、この話はマァムに聞かれてしまっていたのだった。
マァムはその日からふさぎ込んでしまい、二人にも顔を合わさなくなってしまう。二人は彼女のことを気にしながらも、ダイの魔法特訓に精を出す。ダイの普段の魔法は全く前に飛ばず、威力も乏しい。額に龍の紋章が出た時の威力を一度見ているポップはその落差を長老に笑って聞かせるが、長老はその特徴を聞いただけで、ダイがあらゆる魔法を使いこなす一族なのでは? と思い当たる。
長老からは、魔法は敵にあたればとりあえずOKというポジティブな思考を教わり、明日には村を出て先に進むことに。
マァムが仲間になってくれるかもしれない、と淡い期待を抱いたポップだったが、彼らが村を出るその時にも、彼女は迷っている様子だった。彼女には村を守るという大切な役割があることも理解している二人は、また必ず会おうと約束をして別れを告げた。
二人を見送った村の人々は、あんなに小さいのに魔王を倒すために旅をしている彼らをほめたたえ旅の健闘を祈った。
マァムの母は、マァムが彼らについていきたいと思っていることを見抜き、そんなに思っているならついていけばいいと背中を押す。彼女も過去、村を飛び出してアバンたちと旅に出たのだ。娘の気持ちは痛いほどよくわかる。村は自分たちに任せろと力強く言ってやり、マァムは急いでダイたちのあとを追いかけた。
こうして、旅の仲間は3人になり冒険は続く。クロコダインが彼らに何かをしかけてきそうな気配だが、果たしてダイはそれを打ち破ることはできるのか!?
TVアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』ついにマァムが仲間に?第7話のページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、ドラゴンクエスト、ダイの大冒険の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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