TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』璃菜は一体どんな子なのか?第6話

TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』公式サイトより

 虹ヶ咲のキャラクターが発表されたときに一番気になったキャラクターは璃菜。だって顔をずっと隠しているキャラなんていないだろ! 今回はその璃菜ことリナリーのメイン回。アニメだと最初から顔を出していた彼女だが、一体どんなエピソードが待っているのか?

 人に思いを伝えること、話しかけて何かを言う事がずっと苦手だった璃菜。クラスメイトが楽しそうに話していて、その会話に混ざりたいと思ってもなんといっていいかわからず、その場から立ち去ってしまうこともしばしば。高校に入ってからは変わろうとしたものの、やはり声をかけることができずにしょんぼりとしていた。

 そんな璃菜の姿を見て機になった愛が、彼女に話しかけ、一緒にジョイポリスであそんだことで彼女の扉は開かれた。そこからの流れで一緒にスクールアイドル同好会に入り、同好会のメンバーと一緒に今二人だけで着ていたジョイポリスにみんなで来ている。人は、いつからでも変わることができる。

 ジョイポリスで遊んでいると、スクールアイドル同好会のPVを見たという璃菜のクラスメイト達が話しかけてくる。璃菜の動画も見ていたらしく、思いがけずクラスメイトと話せてうれしくなる。スクールアイドル同好会の面々がジョイポリスにいるのはライブの下見なのか、と聞かれたことを発端に璃菜はここでライブをやる、と彼女たちの前で宣言してしまう。

 同好会が発足し、さらにソロアイドルとしてやろうという話がふんわりでたくらいの活動しかしていない彼女たちにとって、このライブをやるという思い付きはかなり衝撃がでかいもの。しかも勢いで決めた割に開催日も来週の土曜日と時間がない。

 璃菜は今の自分に色々なことが足りないことは重々承知していた。それでもクラスメイトたちに自分が活動しているところを見てもらいたいと思ったのだ。彼女たちが見てくれたという璃菜のPVは、キャラクターを動かして作ったもので決して本人ではない。本当の自分を見てもらいたい、と語る璃菜の姿を見て、メンバーたちもその気持ちを尊重し手伝いを買って出る。

 映像は自作できるし、ステージ演出もある程度希望に沿ってもらえるらしいが、璃菜が自信がないというのはパフォーマンス。そこを重点的に皆に見てもらうことになった。

 体も固いし、発声もまだまだ。MCも自信がないというのでやらないといけないことは山積みだ。MCなどはやらないというスタイルもあると言われたが、今回は「出来ないからやらないは無し」ということを自分に課し、何でもやってみようと前向きに取り組んでいた。

 ライブで流す動画をメンバーに事前に見てもらいアドバイスがほしい、と数人で璃菜の家にいくことに。璃菜の家はかなり豪華なマンションで、セキュリティもしっかりしており何より全てをスマホで操作することができるようになっていた。彼女の部屋もかなりPCや動画制作などが可能な仕様になっていた。その理由は、小さなころから表情を出すのが苦手で友達がいなかったことに起因しているという。一人でできる遊びばかりをしていたらこのような形になったらしい。

 だが、今高校生になって毎日ワクワクすることばかりになると思ってなかった、こんなに変われるなんて思ってなかった。と語る璃菜の言葉を聞いて、皆も改めて璃菜のライブを成功させたいという気持ちが強くなっていった。

 今の自分はこれまでの自分とは違う。と信じ、残り少ないライブまでの日数を練習に費やす璃菜。メンバーからもダンスがいい感じになってきたとほめられ自信もついてきた。そこに、クラスメイトたちが練習を除きにやってきた。今ならずっといえなかったことができるのでは、と一歩を踏み出した璃菜だったが直前になって鏡に映った自分の顔を見てしまう。その顔を見た瞬間に今まであった自信が急に引っ込んでしまい、そのまま練習も、クラスメイトと話すことも全て放棄して自宅に逃げ帰ってしまう。

 翌日も彼女は学校を休み、練習にも現れない。翌日にはライブだというのに、一体彼女に何があったのかといぶかしむメンバー。最終的には様子を見に行こう、と部員全員で璃菜の自宅へと向かう。自宅で璃菜は段ボールに隠れて表に出てこようとはしなかった。

 皆に休んでしまったことを詫び、自分が恥ずかしくなってしまったこと今まで抱えていたコンプレックスについて語り始める。

 彼女は自分の表情の無さをずっと気にしており、実際そのせいで高校に入るまでろくに友達を作れなかったという実績もあったことでその思いは余計に強固になっていた。そんな時に愛と仲良くなり、スクールアイドル同好会を知り、変わる努力をしてみようと思う事ができた。たかだか表情、されど表情。彼女にとって最も大きなコンプレックスであり、ずっとそれで失敗し続けてきたから今回もそれによって誤解されてしまうのではないかと思うと怖くてたまらなかったのだ。

 このままではみんなとつながることなんてできない。 と語る璃菜に部員たちはみんな、そんな風に思っていたことを教えてくれたことに感謝を伝え、璃菜のライブがみたいと思っていること。できないことがあってもいいということ、彼女の素敵だと思う部分を続々とあげていった。かすみの言った「ダメなところも武器に変えるのが一人前のアイドルだよ」という言葉はとてもいい言葉だ。

 できないことは出来ることでカバーすればいい、まだ時間はある。と皆に励まされた時、璃菜はあることを思いつく。

 段ボールをかぶって皆に会った璃菜。それでも思いを皆に伝えることができた。自分が得意なことで、自分が苦手なことをカバーする。そして彼女がとった行動が、虹ヶ咲の立ち絵で一番最初に目に入ったあのリナリーボードでファンの前に立つことだった。

 一日でどうやって作ったんだというツッコミは置いておいて、コンピューター技術に特化した彼女は自らの表情をモニターに映し出す装置を顔に設置して、そこに笑顔や様々な表情を映し出してライブに挑んだのだ。
 
 今回のソロライブパート、ライブという設定なので今までで一番違和感のないPVになっていたように感じた。色々思い悩んでいた末に、自分らしい姿でのパフォーマンスという結末に着地できた姿には正直ウルっと来てしまった。

 ライブに来ていたクラスメイトが、学校でその感想を璃菜に伝えたいから一緒にお昼を食べよう、と誘ってくれたことに手書きのリナリーボードで顔を書いて「一緒に食べたい」と言えたことが今回一番素敵なシーンだった。

 次回はいつも眠そうにしている彼方回。話がちゃんと進むのか心配だが、どんなエピソードが待っているか楽しみにしたい。

TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』璃菜は一体どんな子なのか?第6話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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