今回は、宮下愛ちゃんがメイン回。やっと物語が動き出した感はあるけれど、キャラの掘り下げが一人ずつなので、お前は誰だ状態の子もまだまだ多い。ビジュアルが初期のエリーチカに似ている子だなぁ、という印象だが愛は一体どんなキャラなのだろうか。
せつ菜のカミングアウトとやる気を取り戻したことで、スクールアイドル同好会復活となり、新たな部室が作られた。皆で掃除をして徐々に形作っていく中、せつ菜のゲリラライブを見て感化された宮下 愛と天王寺璃奈が入部希望者としてやってきた。だが、愛の「スクールアイドルって何するの?」 という質問に一同頭を抱えてしまう。それが未だに決まっていないからだ。
早速、部員全員で「何をやるか」について話しあいがもたれる。かすみはライブがやりたい! と猛烈にアピールするがそのライブはどのようなものにするか? でまたしても意見が別れる。輪になって踊りたいだの、演劇を取り入れたいだの、火薬を多めに使いたいだの、言っていることはてんでバラバラだ。
だが、愛はその話しあいにそれぞれの熱気を感じ取り、どんどんワクワクしていっているようだった。結局話し合いの末、グループに分かれてやりたい練習をする、ということに。普通にグループでやっていこうと思っていたら出ない案だが、みなそれに賛成し、バラバラな練習をすることに。
まずは体力をつけるためのグループから。彼方と璃奈が壊滅的に体が硬いため、十何をしっかりと行うことに。ダンスがこれからついて回るので柔軟は必須だ。愛は色々な部活に助っ人しまくるほどスポーツ万能らしく、二人にも的確なアドバイスを送り、少しずつできるようになるともっと楽しくなるよね、と明るくふるまう。
続いては部室にてかすみを中心としたアイドル概論。かすみが出した「スクールアイドルとは?」という質問に対して皆が答えていくが、それぞれの答えが違ってもどれも正解と答えるかすみ。ファンに喜んでもらえれば全て正解、というそのはっきりとしない答えも、愛にとっては面白いと感じるポイントだ。
最後は防音室で歌の特訓に励むグループ。この学校の設備が怖い、と思うくらいかなり本格的な収録スタジオにてカラオケのようなことをしている面々。その中でせつ菜がアニオタであることが発覚。熱く語るせつ菜を見て、メンバーの新しい一面を引っ張りだし、自分もそれに共感するなど、他の部員とのコミュニケーションも完璧な愛。
全てのグループの練習に参加し、かつどの部員ともかなり良好なコミュニケーションを取りまくる愛。自らを「愛さん」と呼ぶのが不思議だが、かなり正確のいい子であることは間違いない。さらに明るくて運動神経もいい……。高スペック女子だ。
それぞれの練習を通して、せつ菜は思う所があったのかかすみを呼び出し話し合いをすることに。残りのメンバーも今後のスケジュールを確認しながらも、スクールアイドルとしての方向性の話になっていく。
愛は、それぞれのメンバーの個性の違いを感じ、このメンバーでライブをやるとしたらどんなライブになるんだろう、とワクワクする、と皆に告げる。すると、誰からともなく「ソロアイドル」という単語が出てくる。グループは協力しあえるけれど、ソロは助けてもらえないという怖さがある。だけどバラバラなメンバーならソロの方が輝きそうだという考えが正しいような気持ちもある。
かすみとせつ菜もソロアイドルを視野にいれたスクールアイドル同好会の方向性を探っていた。愛は、ソロという言葉を聞いて考え始めていた。今まで自分がやってきたスポーツにはルールがありそれに則って動いていた。だが、彼女たちの目指すスクールアイドルには明確なルールはない。自分一人と考えたたとき、愛だけでどんなアイドルができるのだろうか? その正解とはなんなのだろうか?
そのモヤモヤを持ちながら、愛は週末の同好会メンバーとのランニングに出かけた。集合時間よりも早くついてしまった愛はレインボーブリッジを走っていると、エマと遭遇する。
エマとソロについて話していると「愛ちゃんが同好会に入ってくれてよかった。」と感謝を述べられる。愛がいつも楽しそうにしてくれていることは、色々あった元来の同好会メンバーからしたらかなり助かることだったのだ。みんな不安で、これからどうスタートラインを切っていいかわからない、そんな中での愛の存在は大きかったのだ。
愛はその言葉をきいて、誰かに楽しんでもらえること、自分が楽しむこと、この療法が好きでそれを分かち合えるのがスクールアイドルだと気づいた。未知なる道に駆けだしていけるのだと気付きやる気がグンと出たようだ。
彼女は走り出し、そして歌いだす。そう、毎回恒例、ソロステージの時間だ。1話からそれぞれソロだったのは、このソロアイドルの事があったからなのかと今更納得。 愛のステージはとにかく元気で明るく、パワーを与えてくれる感じの楽曲だ。あれ、この子が主人公じゃないの? と思うくらい主人公感が強い。今回のエピソードでも好感度がダダ上がりしていそう。
彼女のステージを見ていたメンバーもかなり感化された様子で、皆それぞれのステージが見てみたい、という意識を持ったようだ。
欠点のなさそうな愛だったが、一つあげるとしたらつまらないダジャレを言いまくるところだろうか……。1話1人のエピソードで遅々とした進みではあるが、そのおかげで各キャラに愛着がわくのもまた事実。次回は誰が主人公となるのだろうか。
TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』自己紹介回がまだまだ続く第4話のページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、ラブライブ!の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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