TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』普段は地味目な生徒会長がきれっきれのスクールアイドル?第3話

TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』公式サイトより

 今回は中川菜々こと、優木せつ菜回! 普段は地味目な生徒会長が、きれっきれのスクールアイドルだったとは……というほど意外性はないのだが、生徒会室で突然正体を暴かれ、すぐに認めてしまう。

 元から隠しきれるとは思っていなかったようだが、同好会メンバーではない果林に指摘されるとは思っていなかったようだ。同好会メンバーは、少し休むだけと言われていたのに、なぜ廃部にしてしまったのかその真意を聞きたかったようだが、せつ菜はもういない、スクールアイドルを目指すのであれば自分を抜かしたメンバーで続けてくれ、と聞く耳を持たない。

 誰よりもスクールアイドルが好きで、憧れを持ち活動していたせつ菜だったが、その気持ちが熱すぎたせいでかすみと衝突。前回、かすみも顧みていたがお互いがお互いのやりたいことを主張しすぎたせいで、それぞれの押しつけがましさに気付き、このメンバーでの活動を休止、というのを選びせつ菜はさらにそこから、自らがスクールアイドルになるという道すら絶ってしまったのだ。

 一人で考えてしまうとありがちだが、0か100かで考えすぎてしまっているように見えなくもない。でもこの年代ならあるよなぁ……。スクールアイドルの未練を断ち切り、生徒会としての仕事に没頭するせつ菜。その中で、一つ問題が提示される。それは校舎内に猫が住み着いている、というものだ。校舎内の動物の飼育は許可されていないため、生徒会長自ら網を振り回して猫の捕獲に走る。

 だが、すばしっこい猫はなかなか捕まらない。せつ菜が捕まえ損ねていると、その猫をさっと保護をしたのは璃奈と愛だ。二人は自分たちの家で飼おうとしていたが家の事情でどうにもできず、学校で餌をやったりしていたらしい。さすがにこのままでは拘束違反で捕まえるしかない、とのことなのでせつ菜は逆に校則を逆手にとって、猫を「お散歩役員」に就任させ、学校のメンバーにしてしまうという荒業でこの問題を解決した。

 かなり屁理屈ではあるが、愛と璃奈はこの屁理屈が気に入り、会長であるせつ菜のことを見直した様子だ。さらに別日、立ち入りを許可していないはずの音楽室からピアノの音が漏れ聞こえてくる。その曲は自分がソロで歌っていた曲だ。弾いていたのは侑。彼女はせつ菜のステージを見て一瞬でファンになり、その曲が忘れられずにピアノで弾いていたのだ。

 せつ菜は自分が本人だとは言わないものの、その曲を知っているように話してしまったために侑から「あなたもせつ菜ちゃんのファンなの!?」と早口でまくしたてられてしまう。

 侑はそのまませつ菜への愛を語り、自分もスクールアイドル同好会に入ったことを伝える。せつ菜は生徒会長として、同好会を新しく作ることに反対せず、部員が5人揃ったらいつでも申請に来てくれ、と優しく伝える。気付かれなかったとしても、自分の歌を好きだといってくれる人がいたらうれしく思うのは当たり前だ。

 さらに侑はせつ菜のライブが、色々考えてのラストライブだったかもしれないが、あれが始まりになればいいのに、と語り出す。それはせつ菜にとっては意外な感想で、彼女にとってはあれがいい幕引きだったと思うとぽつりぽつりと語りだし、さらに自分がせつ菜であるということは内緒のはずなのに歯止めが利かなくなってしまう。

 部員を傷つけて再起不能にしてしまったこと、ラブライブを目指したいと思っていたのにそれに挑むために一番必要な「グループとしてのまとまり」を自分が壊してしまっていたことに気付いたこと、そんな自分がスクールアイドルを目指したこと自体が間違いだったこと、自分のスクールアイドルが大好きだという気持ちが誰かの大好きを否定してしまったことを後悔しているかのように吐露する。そして、彼女は優木せつ菜だけがいなくなりスクールアイドル同好会が新しく発足することを願っているのだ、とつぶやき侑の前からも離れていった。

 一方、果林たちからせつ菜の正体が生徒会長だったことを聞かされるかすみ。果林は部外者として見ても、やりたくないという人がいなくなり、侑や歩夢など新しい部員もはいり人数が足りているのだからいいのでは? という意見だが、やはり元メンバーとしてはせつ菜に戻ってきてもらって一緒に活動したい、という気持ちが強い様子。せつ菜と対立していたかすみも、前回自分の気持ちを押し付けていたことに気付いたので、その点を認めやはりせつ菜と共にアイドルをやりたいという。

 それではやはりせつ菜を説得せねばならない、となった時、侑がせつ菜と話す役目を自ら引き受けた。校内放送でせつ菜と菜々二人を屋上に呼び出す。事情を知っているのは元同好会のメンバーだろうと思って屋上にやってくると、待っていたのは侑で驚くせつ菜だったが、音楽室で話したことでうっすら気付かれていただろうとは思っていた様子。

 まだせつ菜だと知らなかった時になんでやめちゃったのかな、など無神経なことをきいてしまったことを詫び、それでもやはり同好会に戻ってきてほしい、と頭を下げる侑。

 だが、せつ菜は自分がいるとラブライブを目指せない、だから戻れないと答えるが「それならラブライブなんて出なくてもいい!」 とまさかの番組批判のような返答が侑から返ってきた。侑はラブライブのファンではなく、それよりも先にせつ菜のファンなのだ。だから、最高のステージであるラブライブにたつよりも本人が納得してたてる舞台があればそれが一番だと考えている。アイドルがいて、ファンがいる。それでいいじゃないか、と伝える。

 せつ菜の心に、この侑のストレートな告白はかなり決まったらしい。自分のわがままだと思っていた行動を全部受け止めてくれるファンがいる。こんなに心強いことはないだろう。侑の存在を受けて、せつ菜はまたスクールアイドルになる決意を固めた。

 そして毎回同じみのソロライブパート。1話の時の歌とは別の新曲がお披露目された。眼鏡と髪をとき、全校生徒の見える前で突然歌いだす優木せつ菜。さらに歌い終わって観ていた生徒たちに名乗りまでしてしまう。

 同好会の仲間たちもこのライブを見守っていたが、生徒会長がこんなことしていいの? とニヤニヤしていた。今は生徒会長じゃなくてせつ菜だから、見つかる前ににげよう! と明るく言い放つせつ菜。これで本格的にスクールアイドル同好会も始動しそう。まだメンバーになっていないキャラはどのようにしてアイドルへの門を開けるのか!?

TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』普段は地味目な生徒会長がきれっきれのスクールアイドル?第3話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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