TVアニメ『安達としまむら』急に失速の重め展開だった第2話

TVアニメ「安達としまむら」公式サイトより

 しまむらが日野に誘われた釣り堀で出会ったのは、宇宙服を着たヤシロと名乗る不思議な少女。ヤシロもしまむらの話を日野から聞いていたようで、なんとなく二人で釣りをする流れに。

 同胞を探しに来た、というヤシロだが言っていることと受け答えの言葉がかみ合っているようなかみ合っていないような不思議な空気感。未来人の同胞は無事ということはわかっているから、のんびりと待つことしている、というのだ、会えるなら会えばいいけど、そもいかない、というのだ。 

 そんな出会いが休日にあったことを、学校のいつもの場所で安達に話して聞かせたしまむら。しかもその体制が膝枕である。え?! どうしてそうなった? なんか作画に力入りすぎててお肌がつるっつる。魅惑すぎる太ももに、つまらなそうに頭を預ける安達。

 しまむらは、自分が話したヤシロとの話に興味がないのか、と思ったがどうやら安達はしまむらが別の子と遊んだことを嬉々として語るのが面白くないのだろう。バイトが忙しかったから、と無難なうそをついたが視聴者にはバレバレである。

 だがしまむらはそんな安達の気持ちなど知る由もないので、この気まぐれっぽくみえる安達を猫のようなやつだと思っていた。

 しまむらは安達に「一緒に授業にでないか?」と誘う。一緒に2年生になったほうが楽しい、といつもさぼっている安達の出席日数を心配したようだ。安達はしまむらにお言われるがまま、久しぶりの授業を受ける決意をしたようだ。代わりに、授業が終わったら一緒にどこかにいく、という約束もちゃっかり取り付けていた。

 授業のあと、二人は約束通り一緒に遊びに出かけた。学校帰りの定番のように街中を二人で一緒に見て回り、ドーナツを買って分けっ子して食べる。もうすでにしまむらのことを意識しまくってる安達は、しまむらに一口あげるドーナッツも、一口もらうドーナッツもその唇に意識が行き過ぎてしまっている。

 さらに、しまむらと手をつなぎたいという衝動が募り、勇気を出して手を握ってしまう。しまむらも最初はびっくりしたようだが、普通にそれを受け入れて握り返してくれる。あれ? こんな百合百合が過ぎる展開??

 二人で手をつないで歩いていると、道の先からヤシロがやってくる。釣り堀だけでなく、普通に街中にもいるのだ。ヤシロはしまむらの手から香ドーナツの甘い匂いにつられた様子。ドーナツを知らないらしいヤシロその存在に大興奮。分けてほしいと大騒ぎ。妹のお土産のために買ったのだが、一個くれたらお礼に宇宙の秘密を一つ教えてやる、と言われて1つだけゆずってやることに。

 しまむらは、ドーナツを食べるならヘルメットを取って素顔が見えるのではないかと期待したが、少し隙間を開けて食べ始めたので結局顔を見ることはできなかった。

 安達はしまむらとヤシロの楽しそうに見えるやり取りを見て、ショックを受けたのか二人と別れて突然帰ってしまう。ただのヤキモチなのだろうが、ちょっとメンドクサイ印象を受けてしまう。勿論、そんなことわかってないしまむらは多少困惑してしまう。

 そんな安達、実は夢の中でしまむらとキスをする夢を見てしまっていたのだ。二人きりの空間で、しまむらにキス。そんな夢を見たからか、そんな夢をみるほどに、なのか彼女はしまむらを意識しまくっていた。

 もちろん、自分ではそれを強く認めようとはしていないが、彼女が自分のことを優先してもらいたい、という気持ちを持っていることは自覚している。自分が女を好きだなんてことはない、と言っているが、さすがにこれは言い逃れできないのでは?

 ある日、しまむらが安達のバイト先に家族でやってきた。安達が働くのは中華レストラン。スリットの入ったチャイナ服を着てのホールの仕事をしまむらに見られたのは恥ずかしい。翌日、安達はまたしても授業をサボリ午前中の時間はいつもの場所で時間を潰していた。そこにあとからしまむらが現れ、改めて「昨日の安達かわいかったなぁ」と天然タラシのようなことを言い出す。安達はしまむらの方が可愛い。と反論するが、あまりピンときていないようす。

 そのまま一緒に学食でお昼ご飯を食べることにしたようだが、そこに日野と永藤が現れる。この二人が入って4人でごはんを食べることは慣れてきたが、しまむらとの時間を邪魔しないでという気持ちも沸いてしまうらしい。 安達は午後は一緒に授業を受ける代わりに、放課後しまむらの家にいきたいと言い出す。バイト先にしまむら一家がやってきたとき、彼女の母が「高校に入ってから学校の友達をあまり連れてこないから」と言っていたのを思い出したのだ。

 しまむらの部屋は妹と相部屋。だが妹は人見知りらしく安達がきたことで席を外してしまう。しまむらの家で二人きり、というシチュエーションに、さらにキスをしていた夢の映像が脳内をめぐり、緊張が高まってきてしまう。口に出したらひかれてしまうのでは、と思うようなことを言ってしまいそうになるのを自制しようとする。「座ってもいい? しまむらの、足の間に」と結局口に出していってしまう。妹がいるしまむらは、妹とすうように自分の足の間に安達を起き、気軽に寄りかからせてしまう。だが、もうしまむらへの想いが溢れすぎて苦しくなっている安達にはその行為は刺激が強すぎた。

 体が固まり、呼吸もうまくいかずに逆に心配されてしまう。あまりの恥ずかしさに、一人家に帰って泣く安達。「なんだばしゃぁ~~」はどこの方言なのだろうか。兎にも角にも、安達のしまむらへの気持ちが加速しすぎてて、それがちょっと唐突に感じられてしまった。しまむらは「そういう」気持ちだとはまだ思っておらず気軽なスキンシップとして受け入れたり、自分もしてしまっているから余計に安達のドキドキが加速してしまっている。

 1話の微妙な距離感が好きだっただけに、このねっとりとした重めの感情に若干戸惑ったけれども、そういうものだと思ってみれば百合作品として楽しめるのかもしれない。

TVアニメ『安達としまむら』急に失速の重め展開だった第2話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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