TVアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』カタリナは現世に戻ることはできるのか…?第11話

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…公式サイトより

 今回はいつものアバン部分が無くオープニングからスタート。そして本編はなんと現代の、カタリナの前世エピソードだった。

 カタリナになったことを忘れ、日常を過ごす元カタリナ。優しい家族と親友のあっちゃんとの楽しい時間を過ごすが、何か大切なことを忘れているような気がしてならなかった。一方、フォーチューンラバーの世界ではカタリナが目を覚まさずに寝込み2日が経とうとしていた。点滴もないらしく、このまま寝込むと衰弱して死んでしまうといわれ、不安に襲われる面々。ジオルドは寝込むカタリナの隣につきっきりになり、起きている時にはできなかったキスを水を口移しですることでかなえるが切ないものがある。

 ジオルド、キース、メアリ、アラン、ニコル、そしてソフィアがそれぞれカタリナと出会って、自分の人生がどんなに大きく変化し助けられたかを回想する。みんなカタリナがいなかったら結構不幸な人生送っていたことになるんだよな。それを無自覚に(時には人のイベントを横取りすることで)救っていたカタリナ。

 自分の人生にとって、カタリナがいかにかけがえのない存在であるかを再確認した一同は彼女が目を覚ますまで側にい続けることに。その中でも、ソフィアにはある声が聞こえていた。その声は、カタリナの前世の親友のあっちゃん。あっちゃんはソフィアを通して彼女と関わっていたのだ。むろん、ソフィアには彼女が誰だかはわからない。

 だけどあっちゃんの声がソフィアを励まし、ソフィアはめげずにカタリナがこちらに戻ってこれるように声をかけ続けることが出来た。前世のカタリナは、夕暮れの放課後あっちゃんと対面する。そこでこの世界は楽しいかと問われる。勿論楽しいのだが、元カタリナの居場所はもう既にここではないのだ。事故で命を落とし、元カタリナはもうこの世界の人間ではなくなっている。

 カタリナ・クラエスとして既に何年もフォーチューンラバーの世界で暮らし、新しい人間関係を築き上げ、大切な仲間が何人もできている。あっちゃんにそのことを指摘されると、元カタリナの女子高生の姿から、カタリナの姿に戻り、世界はどんどん変わっていく。

 事故で死んでしまったせいで、親友のあっちゃんにもなんの挨拶もできずに別れてしまったことを悔いていたカタリナは、最大の感謝と別れをキチンと告げた。あっちゃんも現世ではお別れしても、これからはソフィアとして側にいることを誓う。

 そして、眼を覚ますカタリナ。みんな心から心配していただけに安堵もひとしおだ。そしてゆっくりもしていられない。まだマリアは見つかっていないのだ。最後にあっちゃんからも言われた通り、カタリナはマリアをそして生徒会長も救わなくてはいけないのだ。

 カタリナは仲間たちを引き連れて、あっちゃんから教えられた学園の倉庫の隠し部屋に向かうことに。そこには確かに隠し部屋があり、マリアもそこにとらわれていた。マリアは怪我を負わされたりなどもしておらず、比較的元気そう。

 会長もここに隠れているらしい。部屋にろうそくを敷き詰め、どこか怪しい雰囲気の中、縮こまっている会長。彼にも過去に大きな傷を抱えているような描写があったが、ゲーム内でもかなりの難易度を誇るというこのシークレットキャラである会長ルートをカタリナは攻略できるのだろうか。

 次回、いよいよ最終回。このアニメに悲しい展開は似合わない。最後まで気持ちよくカタリナ無双を見せてもらいたい。
(文=三澤凛)

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