TVアニメ『イエスタデイをうたって』大人だけどまだ青春の真っただ中なの行動にドキドキな第10話

TVアニメ『イエスタデイをうたって』大人だけどまだ青春の真っただ中なの行動にドキドキな第10話の画像1
TVアニメ『イエスタデイをうたって』公式サイトより

 甘酸っぱさ半端ない。大人だけどまだ青春の真っただ中にいるような登場人物たちの行動にドキドキさせられっぱなしだ。

 福田家のホームパーティにやってくるということが、榀子も何を意味しているかわかっているのかいないのか。浪ではなくて、陸生とクリスマスを過ごすと決めてやってきた榀子。福田夫妻も気を利かせまくってくれる。何より嫁が、陸生が譲ってくれたペンダントを改めて榀子に渡すようにとラッピングまでしてくれるなどできた女である。

 福田夫妻の後押しもあって、榀子を送り届ける最後になんとかプレゼントを渡すことに成功した陸生。女の子にプレゼントを渡すのが初めてということで、かなりぎこちない渡し方。さらには先輩から譲り受けたものであることまで馬鹿正直に白状してしまうところも陸生らしい。

 榀子はそんな陸生のたどたどしい愛情表現にキュンときたのか、年末に実家に戻ることをやめ、一緒に過ごそうと提案する。またしても陸生の心をもてあそぶような提案をしてくるが、これで悪気がないのだから恐ろしい。

 二人がクリスマスを一緒に過ごし、さらには年末の約束までかわしていることを知らないハルは、クリスマス勤務のあと陸生のアパートを訪ねるが、今だ二人きりでいる陸生は留守。帰ってくるまで彼を待ち続ける。榀子との時間の余韻の中帰ってきたら別の女がいる。なぜ陸生がこんなにもモテモテのクリスマスを過ごすのか。

 長いこと陸生に会えなかった分、彼の顔をみたハルは感極まってしまい抱き着いてしまう。だがもちろん抱き返してもらえることもなく、気まずそうに家に上げてもらって温かい飲み物をごちそうになると「こういうことはあんまりしないでくれ」と遠回しに迷惑がられてしまう。

 相手がこっちに脈がないのにアタックし続けるときの苦しさ…‥‥。自分が重たい女になっているのも気付いているから、気にしないでといってしまう切なさ。そして年末の予定も「どうする?」を言い出せない榀子と陸生。陸生から連絡があるかと思ってソワソワする榀子だけれど待てど暮らせど連絡は来ない。やっと来たと思っても奥手すぎる二人はお互いから連絡が来ると思い込んでいたがゆえの事だと気づき、ちょっとしたきまずさを覚える。

 年越しを一緒に飲みながら過ごし、明け方近くに帰路につく。学生時代は二人だけで飲みに行くこともしなかったのに、と感慨深い様子。飲みすぎたこともあり、酔い覚ましにコーヒーでも飲まないか? と陸生に声をかける榀子。陸生は自販機かどこかかと勘違いしていたが、榀子は家にあがっていかないか? と誘っていたのだ。

 緊張で空気が張り詰める榀子宅。ぎこちなくコーヒーを飲む二人だが緊張はとけず、あまりにも緊張しすぎて陸生はコーヒーをこぼしてしまうなど失態続き。

 さらには耐えられなくて帰ると言い出す。ヘタレすぎる。だが、榀子が「前に進もうと思っている」といったことで背中を押され、とうとうヘタレ陸生が榀子を抱きしめる。

 結局それだけで二人ともいっぱいいっぱいになってしまい、その日は帰宅することに。ここにハルや浪が絡んでいなければ二人の甘酸っぱい恋物語なのだが、三角関係状態が継続しているためにここから二人がくっついてもなく人がいることがわかっているだけにどうしたらいいのか。

 そもそもこの二人がこのままうまくいくかもわからない。最終回まであと少し。いったい結末はどうなるのだろうか。
(文=三澤凛)

TVアニメ『イエスタデイをうたって』大人だけどまだ青春の真っただ中なの行動にドキドキな第10話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!