主演・高畑充希×脚本・遊川和彦の「過保護のカホコ」の再タッグ! 今期注目度No1ドラマ、第7話がオンエアされた。
夢の実現を前に、サクラは究極の選択を迫られる。ブレず曲がらず生きてきた彼女の集大成とも言える第7話。
現代のサクラの病室には黒川の姿が。長期で会社に出向くことができないサクラの枕元で語りかけ、「お前に会社を辞めてもらわないといけない」と、解雇通知を取り出す。一体、サクラに何があったのか?
社会人7年目。やはり希望の土木には行けず、未だ出向先で勤務を続けるサクラ。しかし、夢のひとつである故郷の橋は工事が再開されることとなりその部分には希望を持っていた。そんな中、元上司の黒川から本社に出向くようにと連絡が入る。それは故郷の橋の工事について住民への理解を深める説明会に出て住民の不安・不満を解消してもらいたいという依頼だった。
この依頼を受けてサクラは故郷へと赴くことになる。現在土木にいる葵が一緒にいくのは話がわかるが、なぜか仲良し同期たちも一緒に島に行くことに。菊夫は完全に嫉妬からだし百合と蓮太郎は面白半分・サクラが心配という理由でわざわざ有給を取得しての同行だ。お前らサクラのこと好きすぎるだろ。
大好きな同期達を故郷に連れてくることができたサクラは嬉しそうだったし、見ているこちらもほっとした気持ちでいられたが、途中からどんどん様子が変わっていく。
愛想のないサクラの祖父が、サクラが席を外した折を見て同期の面々にサクラのことをよろしく頼むと頭を下げる。近所の人々が心配していた通り祖父の容態はあまり良くないらしく、自分が亡くなると身寄りがなくなる孫のことを、このメンバーならば頼めると確信したのだろう。その想いに心打たれた同期の面々は、その願いを聞き入れるのだった。
そもそも島民が橋の着工に不安を感じたのは地盤の弱さが原因だった。しかしサクラが聞かされたのはさらに不安要素の強い「コンクリートの成分も安全基準を満たしているとはいえ、万全なものではないものを使用する」という上の決定だった。
この決定を覆すことができないまま迎えた島民説明会。そこで壇上にたち見知った顔を前にしたサクラは「橋はかからない」と涙ながらに島民に訴えたのだった。
誰よりもずっとずっとかなえたいと訴え続けてきた「島と本土をつなぐ橋」。自らの手でその夢を潰さなければいけない辛さ。だけど安全な橋をかけなければサクラの本当の意には沿わないし、何より大切な家族ともいえる島民を危険にさらすような真似はできない。
このサクラの決意がただただ悲しくも、かっこよかった。 しかしこの説明会で疲弊した彼女にさらに悲劇が襲う。祖父の元に戻った彼女が見たものは冷たくなった祖父の体だった。
ただでさえボロボロになっているサクラなのに最愛の祖父の死という悲しすぎる出来事。どんなに辛くなっても祖父からのFAXが届くことはない。唯一の肉親の死。この回のサクラに襲い掛かる厄災の多さに苦しくなる。
この試練を乗り越えた先にサクラに待っているのが意識不明寝たきりなんて辛すぎる。同期のみんなと笑いあえ、彼女の夢がかなう日はくるのか!?
(文=三澤凛)
ドラマ『同期のサクラ』自らの手で夢を打ち砕く絶望…そして肉親の死…サクラが不憫すぎる第7話のページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、ドラマ、高畑充希、同期のサクラ、過保護のカホコ、遊川和彦の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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