ドラマ『同期のさくら』ケンカでまさかの「ブス!」発言…語彙力なさすぎでげんなりな第3話

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ドラマ「同期のサクラ」公式サイト

 主演・高畑充希×脚本・遊川和彦の『過保護のカホコ』の再タッグ! 今期注目度No1ドラマ『同期のさくら』の第3話がオンエアされた。

 1年1話ということで、ついにこの年が来てしまった。2011年。忘れもしない3.11。東日本大震災の年である。

 桜たちは入社して3年目を迎え、それぞれの部署で確実に地盤を重ねてきていた。桜と同期の唯一の同性の仲間百合はミス広報などともてはやさていた。
 
 そんなミス広報になった百合が、桜のいる人事部に来年の採用のパンフについて説明を求めに来た。自分たちの同期である3年目社員に話を聞きながら近況報告などを行う。それぞれがそれぞれの部署で奮起している姿に刺激をもらう。最後に百合にもインタビューを求め応じてもらうも歯に衣着せまくった言葉を並べまくり、外面と内面の違いを視聴者に印象付けた。

 しかし、そんなことには気づかないのが世の男ども(特に上司)。彼女がどんな思いで会社でニコニコしているかに思いをはせることもせず、過剰なボディタッチをしたりとさらに百合のストレスはたまる一方だ。
 
 取引先のお偉いさんにしつこく食事に誘われていた百合は、その場にいた桜もさそうことにする。kate spadeで桜の洋服を一式買ってやるなどはぶりのいい姿を見せたり、と百合の生活が伺える。
 
 桜を連れての食事の中でもそつなくこなす百合。しかし、トイレに立った際に桜とクライアントが二人きりになってしまったことで事態は一転。さくらが聞きかじっていた百合の本心、クライアントに好意は一切なく仕方なくこの食事にもきていることをそっくりそのまま伝えてしまう。これに激怒しクライアントは店を先に出てしまい、翌日には会社に苦情がはいるという事態に。

 この桜の行動は、いくら嘘がつけないとか、曲がったことが嫌いというキャラ設定があったとしても、本当に非常識だ。開いた口がふさがらない。

 桜がいればセクハラ的な発言が減るかと思ったのに、このような結末。百合自身も信用を失ってしまうし、会社としても損失が出てしまう。他のキャラクターだったら流されてしまうが、百合は違う。第1話同様、ものすごい剣幕を見せてくれた。

 今回の桜の行動で辟易したところに、3.11の大地震が起きたことで心が疲弊。付き合ってはいたが、あまり好きではない彼氏からのプロポーズを受けて百合は寿退社という選択をする。

 それを聞いた桜はそれを考え直してもらおうとするが、それがさらに百合の逆鱗に触れる。二言目には「私には夢があります」と叫び、相手にそれを強要するような桜には怒りを覚えてしまう。さらに「百合さんもそうでしょう?」とさも自分と相手が同じ意見であるように問い返してくるところも腹立たしい。

 「顔もみたくない」とまで言わしめるほどに桜と喧嘩をした百合。桜もその百合の反応に「ぶす!」と小学生のような物言いで応戦。

 次の日、百合は退職してしまう。故郷の祖父に相談した際に「彼女と別れるな」という言葉をもらったことで、桜はいよいよ会社から去ろうとする百合に再び向かい合った。

 百合の中にも、家庭に入ることで”逃げ”る自分を認めたくなかったのは分かるが、ラスト5分で突然、桜を「友達」と改めて向直したのは唐突すぎ、ご都合主義にしか思えなかった。

 だが、退職日に桜以外の同期と話をするシーンで、蓮太郎が百合が好きだったと、まさかの告白したところは面白かった。現代パートで百合は子供を連れていたが、それが蓮太郎との子だったら…‥? 来週は蓮太郎の話みたいなので、そんな展開もなくはない。
 
 まだ不快部分に思えることが多いドラマなので、そろそろ挽回してもらいたいところだ。
(文=三澤凛)

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