こりゃあ、間違えてもしようがない? 絶賛アニメ版が放映中の『アズールレーン』。11月14日に放送された特別番組の艦船紹介コーナーで、空母「瑞鶴」を「端鶴」と表記してしまうミスをしてしまったのだ。
これ、実はとてもしようがない面がある。というのもGoogleで「端鶴」と検索すると「瑞鶴」ではないかと聞かれることもなく、正しい表記の検索結果が出てしまうのだ。
きっと制作陣は〆切に間に合わせようと必死になりながらも、間違いがあってはいけないと固有名詞をチェック。それも読み合わせだけではなくGoogleで検索したりして、間違っていないことを確認したはず。まさかのミスに唖然としているのは想像に難くない。
しかし、不思議なのは、実在する空母の表記ミスにあまり批判の声が挙がっていないことである。公式が即効でミスを謝罪していることもあるのだが、それにしても公式を批判するような言動をネットでは見かけない。
【お詫び】
11月14日(木)放送のアニメ『アズールレーン』特別番組の艦船紹介コーナーでは、
空母「瑞鶴」の名前について誤植がありました。
誤 端鶴
正 瑞鶴
こちら別媒体配信・収録時に修正させて頂く予定です。
誠に申し訳ございませんでした。#アズールレーン #アズレンアニメ pic.twitter.com/WmQZbvObho— アズールレーン公式 (@azurlane_staff) 2019年11月14日
こうした、いわば番組を観る上での最低限の常識を間違えたりすると「わかっていない!」などと烈火のごとく怒る人がいそうなもの。なのに、『アズールレーン』のミスにおいては、そういう声が少ない。
その理由はなんなのか。やはり元が中国産のゲームということで多めに見られているのか。でも、どうもそうではないらしい。
背景にあるのは『アズールレーン』が純粋にキャラクターに萌えるゲームであることが挙げられそうだ。様々な艦船や兵器擬人化系の作品で『艦これ』は、日本人の心を打つ史実との連続性で人気を得ている。しかし、ほかの作品はというとあまりそんなことはない。
実在の艦船や兵器をモチーフにしているが、単純にキャラクターとして可愛いのが重要で、史実がどうのはあまり関係がないのかもしれない。『アズールレーン』は、そんなキャラ萌え作品ゆえに、温かい目で見られているといえるだろう。そう『アズールレーン』ファンはみんな優しいのだ……それが、炎上しないことの理由ではなかろうか。
(文=大居 候)
『アズールレーン』のファンは優しい? 痛恨の誤植「端鶴」でも炎上しない理由のページです。おたぽるは、アニメ、話題・騒動、艦隊これくしょん、艦これ、アズールレーンの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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