『アズールレーン』じゃなく、中国の『碧蓝航线』をやりたい。 勢いで買ったHUAWEI MediaPad M6でプレイしてみた

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『碧蓝航线』公式サイトより

 期待のスタートをきったTVアニメ『アズールレーン』。ゲームのほうも毎日楽しいわけですが、次第に気になっているのが中国語版との違い。そう、『アズールレーン』も楽しいけれど、中国語版の『碧蓝航线』も楽しんでみたい。

 中国版をプレイする方法は意外と簡単。ようは、中国語版をインストールできる端末を用意すればいいのです。そう思うと、さらに欲が出てきました。より充実した環境でプレイをしてみたいと。

 そんなことを考えて発売を心待ちにしていたのが、2019年7月に中国で発売でされたHUAWEIのMediaPad M6です。10.8インチと8.4インチのラインナップ。これに加えて、8.4インチにはゲームのための機能を強化したものもリリースされるというではありませんか。

 ところが、日本発売される気配はまったくありません。ファーウェイジャパンにも聞いてみたのですが「まだ未定で情報はありません」の一点張り。どうも米中貿易戦争の余波でGoogleのサービスを使用することができないので、発売されることがなさそうな気配。しかし、ハイエンドなAndroid端末には需要があるもの。販売業者がGoogle Play ストアをインストールしたものが発売されているというではありませんか。

 それを手に入れる方法は意外に簡単。アリババの運営しているAliExpressにアクセスすると、Google Play ストアがインストール済みのものいくつも販売されています。AliExpressは、日本でいえば楽天に近いサービス。サイトの日本語表示は自動翻訳らしく怪しいのですが、英語や中国語がわからなくとも使うことは可能です。

 日本でも大勢の人が利用しているようですが、問題なく届く様子。ただし日数はAmazonや楽天とは違い、べらぼうにかかります。

 基本の送料は無料ですが、追加料金を使うとFedExなどで幾分か早く到着するそう。一日も早く入手したかったので、追加料金を払って注文しました。

 これが9月26日のできごと。で、到着したのは10月7日でした。追加料金を払ったのに時間が掛かったのは、国慶節からの連休が原因の様子。9月29日には出荷準備完了になっていたのですが、荷物がピックアップされたのは10月4日という……。

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 ここからも荷物の動きは奇妙なもの。香港から出荷された荷物は翌日には関西空港に到着。それがどうしたことか、広州に送られてから成田空港を経由して……と、気長に待つつもりがなければ、このサービスは使えません。

 さて、本体のレビュー。購入したのは10.8インチです。看板に偽りなく、Google Play ストアはインストール済み。GmailやGoogleマップ、カレンダーなどの基本的な機能は問題なく使えました。また外付けキーボードを装着してもATOKが機能する点はiPadよりも優れています。一種、グレーな使い方なのでサポートが受けられない不安がありますが、ハイエンドで使いやすいタブレットであることは間違いないでしょう。

 では、さっそくゲームのインストールを。デフォルトではHUAWEIのアプリストアが入っていますが、こちらからインストールしようとすると「このアプリは中国以外では使えないよ」と止められます。そこで、Googleで「百度手机助手」というアプリを探してインストール。それから『碧蓝航线』を検索です。

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 インストール自体はまったく問題なくできるのですが、問題は起動時です。ここで求められるのが実名認証。中国のアプリゲームでは、これがデフォルトになっています。『碧蓝航线』の場合は本名とパスポート番号で認証が可能でした。しかし、ゲームによっては本名と公民身分番号しか認めないというものがあります。

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『ミラクルニキ』の後継作品である『シャイニングニキ(闪耀暖暖)』は、こっちです。一部のゲームでは「でたらめな番号でも認証される」という報告もあるようですが、『シャイニングニキ(闪耀暖暖)』ではダメでした(台湾版がありますので、日本リリースが待てない人はそっちで)。

 こうして始まった『碧蓝航线』。ゲーム自体は日本のそれとほとんど変わりません。まだ『アズールレーン』では実装されていないキャラも出てくるそうですが、そこにたどり着くためにはゲームを進めなくてはなりません。

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 それはさておき、ゲームを楽しむという面ではスマホとは迫力が段違いです。画面も大きいし没入感があります。

 Netflixなど、一部のサービスは使用できないものの、Googleも問題なく使えるHUAWEIのMediaPad M6。次はゲーム機能を強化した8.4インチ版も試して見ようと思います。

 手軽にゲームができるタブレットが欲しいと思っている人には購入の手間を除けば、全力でお勧めしたいアイテムです。

 なお、アニメ『碧蓝航线』はビリビリ動画でも配信が始まっていますが、こちらはどんな手段を講じても日本では視聴ができないのが残念です。
(文=昼間 たかし)

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