壮大な野望を秘めるエロゲーブランド「つるみく」の正体に迫る!大阪だってネタにする!!

※本インタビューには18禁要素が含まれておりますので、ご注意ください。

 エロゲーなのに、描かれる野望は壮大! それが大阪に拠点を置くエロゲーブランド「つるみく」の持ち味である。

 今年1月、ブランド創立5周年を記念して初のファンディスク『FESTIVAL』も発売となった「つるみく」。その内容もまた、ファンの度肝を抜いている。通例ファンディスクといえば、人気ヒロインのアナザーストーリーや、アフターストーリー、あるいはミニゲームといった内容が多い。ところが、このファンディスクは人気投票で上位になったヒロインたちが、荒廃した世紀末っぽい大阪の街で、スタンドみたいな超能力バトルをする新ストーリーだったのである!

 前身のブランド「たっちー」時代から、プレイの鬼畜さと物語の衝撃度はハイレベルだった。2005年に発売された『魔人・星四郎シリーズIII 魔世中ハ終ワラナイ』では、ヒロインがギロチンにかけられるとか、ラスボスが実は偽物だったとか、モニターの前で「ええっ!」と驚くような展開を次々と見せてくれた。

 善人の仮面を被った主人公が織りなす、野望を実現せんがための驚くしかない鬼畜調教の連鎖。それは「つるみく」ブランドの誕生と共に、さらにレベルアップしている。中でも、「この作品はホントに大丈夫なのか~!?」と思ったのは、09年に発売された『大阪CRISIS~姦楽街開発プロジェクト~』だ。この作品において、大阪代表の「柿本」の指令を受けた主人公は、大阪の財政再建と再開発を掲げて一大歓楽街の建設を目論む。その野望のため、良い素材となる女たちを次々と奴隷に仕立て上げていくのだ! 発売当時、現実世界の大阪でもちょうど府知事が注目を集めていた時期である。この作品は、“エロゲーの皮をかぶったなにか”なのではないかと思った。

 こんな作品を次々と手がける男・それが「つるみく」を擁する株式会社スクルズ社長にしてシナリオライター、さらに宣伝担当まで、あらゆる役職を担当するチャック雅氏である。チャック雅氏は『大阪CRISIS』の企画意図を、次のように語る。

「コンシューマーのヤクザ物ゲームが元ネタでした。しかし舞台が東京ではライターが地域の特色をよくわからないので、『なら地元・大阪にしてしまえ』『主人公がただのヤクザだとできることが限られているな~。なら大阪を再開発する大きな組織にしてしまえ』などど話合っている内に、ああいう舞台が出来上がっていきました。実在の役職や組織名を使ってはいけないので、そこのところに違和感が残ったのが残念でしたね」(チャック雅氏)

 コンシューマーのヤクザ物ゲームとは、新宿が舞台のアノ作品のこと。まさか、そんなところに原点があったとは……誰も気づかなかったのではなかろうか。

※画像の加工は編集部によるもの

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