オリジナルテレビアニメーションであり、架空の街新宿區歌舞伎町が舞台として描かれる期待の作品『歌舞伎町シャーロック』第5話がオンエアされた。
#05「立合いはフライングぎみッ」
街で予備校の看板を見つけたメアリは、憧れのキャンパスライフのために予備校に通いたいとルーシーに訴える。幼い頃に故郷を離れて以来、歌舞伎町で生きてきたふたり。ルーシーはメアリの望みを叶えるため授業料200万円を兼古親分から借りるのだが、その帰りに飛び降り自殺をしようとしている力士・文丸を発見してしまう。
毎回それぞれの探偵たちとホームズたちとがかかわって一つの謎を解いていく。しかし、今回はホームズたちの出番はあっさりめ。
今回ピックアップされたのは小悪魔探偵メアリ・モーンスタンとシスコンの姉ルーシー・モーンスターン姉妹。このふたりの元ネタは、シャーロック・ホームズに出てくる依頼人でありワトソンののちの妻となる女性メアリー・モースタンが元ネタみたいだ。
物語は、ふたりがなぜ歌舞伎町で暮らしているかというエピソードから始まる。 彼女たちは青森の出身。メアリは小さなころからちゃっかりとしているが、シスコンのルーシーはそれすらもかわいいと思っていた。これは幼少期から今も変わっていない。。
そんなふたりを優しく見守っていた母が他界したことにより生活は一変。父親も蒸発し、子供ふたりでの生活が始まった。その後メアリだけが里親にだされそうになり、それを嫌がったふたりは逃亡。歌舞伎町にたどり着いたという。
歌舞伎町で生活を続けていると、メアリが専門学校に通いたいと言い出した。そのためには入学金をいますぐ200万用意しなければならないとのこと。もちろんそんなお金はあるわけがない。しかし、大事な妹がキラキラのスクールライフを送ってみたかったと涙ぐめば、シスコンお姉ちゃんは「自分が何とかする!」といきりたつ。
しかし、そのなんとかするの方法がちょっと怖いオジサマからお金を借り、2週間以内に返済しないとそのオジサマの持つ店で働いてもらうという危ないもの。2週間で200万って普通の感覚だと難しい感じもするが、それもこれも妹の笑顔のため。返せるあてもあったのかルーシーはその約束を飲み200万を借り受ける。
その帰り道、ひいきにしている相撲部屋の力士・文丸が自殺しそうな様子を目撃。彼は部屋の改装工事に必要な現金200万を酒を飲んで酔いつぶれた際に無くしてしまい、その責任を取るために死のうとしていたのだ。
そんな文丸を見かねて、今借りてきたばかりの200万をそのまま彼に与えてしまうルーシー。もちろんメアリの学費も確保しなくてはならないので再度200万をプラスで借り入れてしまう。
こうして400万を2週間で作らなければならなくなった。ハドソン夫人の元に舞い込む依頼はなんでも自分に回してほしいと頼み込み、様々な仕事をこなし、期日までに200万を作ることには成功したが、やはりあと半分が集まらない。
しかしこの追加で発生した200万には事件を怪しいと感じたホームズが調べていた。この文丸は酒癖が悪いのを自覚。そのため金を預かっているときには酒の量を控えていた。それなのにも関わらず寝こけてしまったのには裏があった!!
かくして事件は解決したものの、結局は期日までにお金を用意できなかったルーシーは如何わしい店で働かせること……と思いきや、No1ホストが新しく開いた店で働くことに!! そのイケメンさを目指して、上り詰めろ! No1!!
(文=三澤凛)
アニメ『歌舞伎町シャーロック』妹メアリのために姉ルーシーが一肌脱ぐ!! 人情味あふれる第5話のページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、シャーロック・ホームズ、ワトソン、歌舞伎町シャーロックの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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