アニメ『歌舞伎町シャーロック』エース京極冬人のイメージが音を立てて崩れた第3話

TVアニメ「歌舞伎町シャーロック」公式サイト

 オリジナルテレビアニメーションであり、架空の街新宿區歌舞伎町が舞台として描かれる期待の作品『歌舞伎町シャーロック』。第3話がオンエアされた。

#03「エース・京極冬人の夢は」

モリアーティの誕生日会を開催中のBAR『パイプキャット』に、田中黄熊(プウ)という男性がやってくる。殺人事件の容疑者として報道されている彼だが、それは濡れ衣だと訴える。警察に連行されていく黄熊。しかし黄熊を気に入ったハドソン夫人が探偵へ依頼をする。今回の依頼は「黄熊の無実を証明し、ハドソン夫人のもとへ連れ戻す!」依頼を受けた探偵達はウエストの事件現場へ向かう。

 今回は、パイプキャットに飛び込んできた弁護士・田中黄熊から、自身の身の潔白を証明してほしいという依頼。黄熊に一目惚れしたハドソン夫人が探偵たちに依頼するという珍しい形で探偵たちのところに話が来た。

 この方、黄熊と書いて「プゥ」と読む。親族にも宇宙と書いて「コスモ」と呼ぶ叔父がいたり、地球と書いて「ガイア」と読む父がいるというキラキラネーム一家だ。コスモとガイアは繋がってる感じがあるが、なんで突然プゥなんだ…。

 プゥによると、叔父のコスモに癌が見つかった。子供のいない彼はその遺産をプゥに渡すという遺言書を交わしたいとお願いしてきたという。無事遺言を書き終え、ふたりで酒を飲み交わしたが、ついつい飲み過ぎて寝てしまう。しばらく経ってからプゥが目を覚ました時、辺りは火の海。そして叔父も血を流して倒れており、自分の手には狂気と思しきナイフが握らされていた。

 この案件に手を挙げたのはホームズと京極冬彦のふたりだった。殺害現場に赴いたふたりの前に現れたのは、内田B造というコスモの友人。かの有名なロックスターにそっくりな顔としゃべり方。これは本家から怒られるかどうかギリギリのところを攻めてきたなぁという感じ。こっちの世界ではAちゃんだが、クセが強いのはどちらも一緒だ。

 どうやら京極は、このB造の熱狂的なファン。遭遇後はでテンションが爆上がり。それもあってか京極はB造が何か怪しいなどとは思っておらず、彼の口調をまねたりすっかりそのイズムに飲み込まれた推理をしてしまう。

 対してホームズは芸能人に興味はナシ。淡々と捜査を進め、プゥの実家に訪れた彼は意外なものを発見。かくしていつもの推理落語がはじまり、真犯人は亡くなったはずのコスモだったことが発覚。そもそも証拠がごまんと残っていることや、後ろにちらつくギャンブルの影、そしてなによりプゥの母親とのやり取りが決め手となった。

 次もズバッと解決してくれることを願いたい。
(文=三澤凛)

アニメ『歌舞伎町シャーロック』エース京極冬人のイメージが音を立てて崩れた第3話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!