アニメ『歌舞伎町シャーロック』ギターケースに詰められた惨殺死体…桃太郎が生み出した悲劇とは?第4話

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TVアニメ「歌舞伎町シャーロック」公式サイト

 オリジナルテレビアニメーションであり、架空の街新宿區歌舞伎町が舞台として描かれる期待の作品『歌舞伎町シャーロック』。第4話がオンエアされた。

#04「お湯は基本熱め」

 リアル銭湯『八天の湯』にやって来た、シャーロック・ワトソン・モリアーティの3人。浴場にはなぜかイヌ・サル・キジの被り物をしたまま銭湯を利用している3人の男がいた。モリアーティ曰く、彼らは『モモタローズ』という人気インディーズバンドのメンバー。彼らに話を聞くと、これからライブがあるのに突如ボーカルの桃太郎が姿を消してしまって困っているという。

 誰もが知っている「桃太郎」。今回はその物語をモチーフにして結成されたバンドが話のメインだ。

 期末試験が終わったモリアーティは、ワトソンがシャーロックの家に居候しだしたと聞いて早速家にやってくる。ちょっと嫉妬しているような態度を見せるモリアーティだが、彼は二人を誘って『八天の湯』へと誘う。音だけで聞いていると「ハッテン」の湯で、しかも新宿だからそういう場所なのか、と想像してしまった。

 着いたのは普通の銭湯。よこしまな気持ちで見てはいけない。

 ワトソンは今まで銭湯や温泉に来たことがなかったらしく、到着早々に牛乳を飲み、かけ湯を湯舟と勘違いしたり、水風呂に入って寒がったりと、世間知らずを露呈する。ここまでくると、おぼっちゃんだから、とかそういうレベルとはまた違う気がする。

 そういえばまだまだワトソンの素性って知らないことが多い。ウエストの地で医者をしていたということしか知らない。この世間知らず感は、今後何かの伏線になったりするのだろうか。

 ワトソンにとって初めての体験尽くしの銭湯。そんな中で事件が起きる。体を洗ったり湯舟に浸かっている中で、この銭湯に被り物をしている人物が複数いることに気付いた。それが今回の事件の容疑者メンバーだ。

 ワトソン以外のメンバーは知っていたが、その被り物をしていたのはバンド「モモタローズ」のメンバーのイヌ、キジ、サルだった。いつもメンバーでここに来るが、モモタロウが来ていないとのことだ。しかし、ワトソンがモモタロウの被り物を発見している。一体、桃太郎はどこにいったのか。

 時を同じくして別件で事件を依頼された小林寅太郎は、別件のご近所トラブルを調査していた。口論のような声と大きな音で困っているのを解決してくれということで、調査を進めるために室内に侵入すると、そこにはギターケースに詰められた死体が……。
 
 イヌたちの話を聞いて推理を始めるシャーロック、モリアーティ、ワトソンだが、この3人にどこか違和感を覚える。色々な質問を三人にするうちに、シャーロックはお得意の推理落語を開始する。
 
 それは、桃太郎が目撃されたときにはこのメンバーの中の誰かが毎回姿を消すこと。すなわち、この中の誰かが桃太郎の被り物をしてアリバイ工作をしていたのだ。そう、寅太郎が発見した死体は桃太郎のもの。彼はこのメンバーの中の誰かに殺されたのだ。

 事件の発端は桃太郎のワンマンなやり方によるもので、それに付き合いきれなくなったメンバーのとっさの犯行であった。桃太郎以外はみんな自分たちの音楽に真剣に取り組んでおり、その音楽を桃太郎によって食い物にされてしまうのが我慢ならなかった。

 かくして事件は解決。自分たちになじみのある桃太郎は様々なモチーフになるが、犯罪に絡められると寂しさを覚える。

 事件に巻き込まれてしまったが、お風呂も楽しむことができたワトソン達。楽しみにしていた寄席が事件のため中止になってしまう。がっかりしたホームズだったが、モリアーティは色々と収穫があったようで……?

 やっぱり気になるのは彼だ。突然ホームズの前に現れたワトソンの裏の顔を調査しているらしい。しかしワトソンには裏表がなく、拍子抜けといったところか。

 そろそろ話の流れが本格化してきそうだ。モリアーティがどんな行動を取るのか、目が離せない。
(文=三澤凛)

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