アニメ『歌舞伎町シャーロック』色仕掛けに秒殺されるワトソンが愛らしい第2話

アニメ『歌舞伎町シャーロック』色仕掛けに秒殺されるワトソンが愛らしい第2話の画像1『歌舞伎町シャーロック』公式HPより

 オリジナルテレビアニメーションであり、架空の街新宿區歌舞伎町が舞台として描かれる期待の作品『歌舞伎町シャーロック』。第2話がオンエアされた。

「泣きぼくろ見つめ隊はいかが」
 シャーロックに依頼を持ち掛けるワトソンだが、取り合ってもらえず家事や身の回りの世話をさせられていた。そこへハドソン夫人から探偵全員に招集がかかる。今日の依頼人は歌舞伎町二丁目で花屋を営んでいる高峰富士子で、探偵・小林の憧れの人。アイドルグループ『泣きぼくろ見つめたい』のオーディションに合格して今日がお披露目予定だったという彼女は、解決してほしいことがあると涙ながらに訴える。

 ハドソン夫人の元に届く依頼には3種類あるという。A級は客が探偵に直依頼される普通の探偵仕事。S級並盛は報酬が100万以上で長屋の探偵たちにまとめて依頼ができるもの。S級特盛は成功失敗問わず、全ての経費が依頼主から支払われるために探偵たちの参加率も解決率も大幅アップが見込めるというもの。

 ワトソンはA級でシャーロックに依頼をしたいと思っていたが、シャーロックはお金云々ではなくその依頼を気に入るか否かで受けるかどうかを決めるらしい。ワトソンは彼のもとに直談判に行くが、取り合ってもらえなかった。しかも、なぜか身の回りのことをやらされることになる。

 そんなところに、長屋の面々宛にS級並盛の依頼が舞い込んでくる。経費は持ち出しの依頼ではあるが、パッとしない花屋の店員だった女性がアイドルグループ『泣きぼくろ見つめたい』のオーディションに合格したものの、お披露目イベント当日になって主催者がいなくなってしまったことを解決してほしいという。

 確実に怪しいのは花屋のアルバイト、サオリ。そこに目をつけたシャーロックは変装を施してその証拠を集め出す。

 お金が絡んでいるので、長屋の探偵たちはライバル同士。それぞれが我先に解決したいと望んでいる。それゆえに出し抜いたり相手を利用したりという争いが裏では繰り広げられる。

 何も知らないワトソンは、ギャル探偵のメアリ・モンスーンの色仕掛けにコロッと引っかかってしまい、シャーロックの調べた情報を横取りされてしまった。

 しかしシャーロックも負けてはおらず、歌舞伎町内にいる遊撃隊を利用してメアリ達を翻弄する。シャーロックはアルバイトのサオリとその彼氏、怪盗コブラを捕まえ、自分の推理落語をもって解決する。

 まだ2回目だが、この推理落語が毎回すごい。落語がメインの作品ではないし世界観としても唐突感も半端ないが、そんなの関係ないくらいと圧倒されてしまう。

 それに、事件にがっつり時間を割く作品ではないので、この推理落語で視聴者側にも分かりやすく事のあらましなどが伝えられる利点もある。

 この作品の新宿区にはウエストサイドとイーストサイドと別れている世界観や、著名な探偵たちと同名のキャラクターなど国や想像の世界などいろんなものがごちゃ混ぜになりながらも、ぼやけない不思議なまとまりが魅力的だ。

 ワトソンが持ち込もうとしている事件の全貌や、ホームズのすぐ近くをうろうろするモリアーティ少年の存在など、これから「絶対何かある」という伏線が楽しみだ。 
(文=三澤凛)

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