サバンナも食物連鎖もカンケーない! アニマルサラリーマンたちのかわいく、シュールで世知辛い、資本主義会社員デイズ『アフリカのサラリーマン』。第5話が放送された。
第5話「アフリカの就活」
アフリカは就職活動の季節。ライオンも面接官となり、今日も穏やかに圧迫面接をしていた。そして時は遡り、面接の準備に余念がないカラカルは就活当時、カジュアルに筆記用具を忘れたり、エントリーシートを忘れたり、志望動機を忘れたりする、まわりの就活生たちに目眩を覚えていた。
アフリカでサラリーマンがあるんだから、就活だってある。就活、恐ろしい響き。会社にも就活生が続々とやってくるのを後目に、いつもの社内の風景が描かれる。
オオハシはどうやら朝キャバにはまっているらしく、今日も朝キャバをキメて、アフターに会社を使おうかとトカゲに相談しているところだった。
ライオンは就活生たちを相手に面接官を務めているというが、顔がこわすぎる故に圧迫面接と思われているのは? さっそく鳥科の就活生は窓を突き破って逃げてしまった。
アフリカのコスト削減
コスト削減はどこの会社でも大きな問題。ライオンたちが務める会社でもコスト削減会議が執り行われていた。
オオハシもこの会議に参加するために会社への道を急いでいたが、その途中で車にひかれてしまう。そのせいで生死の境をさまようことになるのだが、そこで出会った神(3人)は役に立つようなそうでもないような小ネタを教えてくれたり、誰が彼を生き返らせるかでポイントを得られるらしく仲間割れを始めたりと、どこまでも人間臭いやり取りを見せつけられる。
ポイントがたまるとガチャがひけるって、神様の世界も世知辛いというか‥‥‥。そんなやりとりを見ていたら神様に生き返らせてもらうのもなんだか馬鹿らしく思ったのか、オオハシは自力で生き返ることに決める。
自力で生き残ったオオハシは会議室に走り、まずこの会議をしていることの生産性のなさをカットすることが削減の第一歩であることを役員たちに説くのだった。まさかのオオハシによってコストの大幅カットが成功したなんとも感慨深いストーリーだった。
アフリカの就活2
今では勤続年数を着実に重ねてそこそこ出世もはたしたライオンたち。しかし、彼らにも就活生だった時代はあったのだ。ライオンの同期であるカラカルも、当時は入社目指して数々の会社の面接をこなしていたのだった。
面接時間の1時間前には場所を確認し、近くのカフェで時間をつぶしトラブルに巻き込まれないように面接会場に向かうという完璧なシュミレーションに沿って行動していたが、カフェの同じ就活生は「志望動機も、エントリーシートも忘れた」という馬鹿みたいな奴がいたり、外に出たら亀が子供たちにいじめられていたりと想定外の出来事が巻き起こる。
こんな日だから、誰かが困っていても見ていないふりをしたいところだが、彼の良心がそれを許さない。いじめられている亀を助け自分がボコボコにされてしまう。もちろん面接の時間にもマニア亡くなってしまうという、残念な結果に。
しかし、いじめられていた亀はなんと彼が受けようとしていた一番大きな会社の社長!! 「うちにおいでよ」という軽い社長の言葉でまさかの内定決定。そしてその場に少しだけ居合わせたライオンも「顔が怖いのがいい」という理由で一緒に採用決定。そして、今に至るのであった。就活というのは縁の一つ。現在戦っている人も多いだろうが、この山をクリアした後は社畜の道が待っているのだ。それならば、ちょっと変な入り方があったとしても納得のできる会社に入ってもらいたい。
(文=三澤凛)
アニメ『アフリカのサラリーマン』就活も就職も縁!思わぬ出会いが吉となる?第5話のページです。おたぽるは、漫画、アニメ、作品レビュー、マンガ&ラノベ、アフリカのサラリーマンの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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