アニメ『アフリカのサラリーマン』一発芸に悩んだトカゲがお花見を開催!?　アフリカがつけばなんでもアリだと改めて証明された第3話

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　サバンナも食物連鎖もカンケーない！　アニマルサラリーマンたちのかわいく、シュールで世知辛い、資本主義会社員デイズ　第３話。

第3話「アフリカのお花見」

あらすじ
アフリカのサラリーマンも宴会の一発芸に頭を悩ませている。そんなトカゲに「お花見すれば、みんなの芸が見られんじゃないの？」というオオハシの提案で、ついに今年のお花見が実現しようとしていた。新人でも出来る場所取りを納得いかないながらも任命されたオオハシのもとに殺傷ハムスターがやってきて……。

　アフリカでもSNSは生活の中に浸透しているようだ。それぞれがビジネスの一環として使ったり、出会いのために使用したりとそれぞれ……。ライオン、トカゲ、オオハシとなんとなく予想通りの使い方。オオハシくんの裏表がない所がいい。

　トカゲはかくし芸が欲しいと悩んでいた。真面目故に面白いことをやれ、と言われてもその性格が仇となり滑ってしまい場の空気を重くしてしまう。だが、相談した相手がオオハシだったところ、なんだか痛そうな一芸を見せられてしまう。それは自分にはできそうにないし……とさらに落ち込んでいたところにライオンがやってくる。

　ライオンはウサギの一羽でも丸のみすれば一芸になるというが、それは周りを怖がらせてしまうのでやらないとのこと。そんなライオンの一芸はその時にはやったアイドルの完コピ！　手っ取り早いのは、やはりその場にいる大多数の人が知っていてさらにノリがいいものなのかもしれない。

　そしてそんなに悩んでいるなら時期も時期なのだからみんなでお花見をすれば、色々な一芸が見られるのでは？　という助言の元、お花見が決行されることに。

　お花見の前日から場所取りをすることになったオオハシ。あまりにも暇を持て余していると、そこに殺傷ハムスターがやってくる。ハムスターがなぜかオオハシを物陰につれていこうとするのでおそるおそるついていくとそこにはオオハシと同じ種類の死体が!!　なぜかオオハシはこれを天啓とし、この死体に花見も場所取りを変わってもらい自分は夜の街に遊びにいくことにしたのだった。死体って、そんな簡単なものなの！？

　死体のおかげでクラブにくることができたオオハシ。もちろん目当ては女の子。どうにかナンパしてお持ち帰りを狙いたいところ。彼の持論にそって順調にかわいい女の子とふたりで飲むところまでこぎつけたが、そんなシチュエーションになると一気に女性側のテンションがダダ下がり。

　自分の職業をだいぶ盛って話したことすらもやり玉に挙げられ、結局お持ち帰りに大失敗。心に傷を負って夜は明けた。

　傷心のオオハシがお花見現場に戻ると、オオハシによく似た死体を発見した会社の人々が、それを彼だと勘違い。オオハシの死を悼んでいた。しかもトカゲはこの死がオオハシが自分に残してくれた一発芸のきっかけであると勘違いし、笑えなさすぎる共食いギャグをお見舞いする。

　まるで地獄絵図。生きてる、オオハシくんは生きてるんだ。まるで懐かしアニメのような終わり方でこの話は幕を下ろすのであった。

　本当に、頭にアフリカのをつければ何でもありなこのアニメ。毎回の振り切りっぷりにどっぷりハマってしまった。来週も楽しみだ。
（文＝三澤凛）