ドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』マッチと火打石では燻製の味も全然異なる?キャンプに興味津々になる第1話

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「ひとりキャンプで食って寝る」より

 ひとりキャンプをテーマに、奇数話・偶数話で主人公が入れ替わるという新しいスタイルに挑戦した期待のドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』の第1話がオンエアされた。

 ひと昔前は一人で行動している人間には少し冷たい目線が送られていたが、時代の流れからおひとり様はむしろ主流となり、いかにおひとり様充を満喫できるかをSNSで発信することがトレンドの一つとなってきた。

 そんな中で取り上げられたのが「キャンプ」。しかも奇数話と偶数話で男女の主人公の話がそれぞれ観られるというかゆいところに手が届くタイプの作りになっている。この手のシングル系ドラマは男性メインが多く、女性メインだと最終的に恋愛話が無理やりくっついてくるイメージがあるが、このドラマはガチで「おひとり様キャンプ」を取り扱っているようで期待ができる。

 今回は第1話。奇数話ということで男性主人公大木健人のキャンプの様子をつづったストーリーだ。
 
 富士山のよく見えるキャンプ場。手慣れた様子でテントを組み立て、ビールを飲みハンモックに揺られてちょっと眠る。もうこれだけで超楽しそう。自然の中で気ままに自分の時間を過ごす。飲んで寝るっていういつもの行為が、自然の中というだけでなぜこんなにも特別感が出てくるのか……。

 しかし、そんな快適特別空間にトラブルが起きる。アウトドアの必需品ライターが使えないのだ。アウトドアにおいて火の重要度は高い。持ってきた食料品も美味しく調理できないし、夜になったら寒さが堪える。

 近くにいた他のアウトドア客に借りようと人がいた場所に向かうが、なぜか皆不在。様々な場所を行ったり来たりしていると、煙が上がっているのを発見する。火のない所に煙は立たぬと思い、現地に向かうとそこには無人で鍋に火がかかる誰かのキャンプ。

 不用心だと思いながらも人を求めて近寄ってみると、そのキャンプの住人・伊刈が現れた。彼は無言で自分が作っていた燻製料理とビールをふるまい始める。キャンプ場で見知らぬ人と燻製肉を食べビールを飲む。さらに燻製卵に燻製マヨネーズをかけて食べるなど、この伊刈は燻製料理が得意なキャンパーのようだ。

 そして伊刈はさんざん大木に自身の燻製料理を食べさせたあと、大木も何か食材を持っていないかと問いかける。大木が持っていたのはミックスナッツ。燻製チップを用いてミックスナッツ燻製化を試みる。その待ち時間は伊刈が持ち込んだ『こち亀』を読む黄金タイムだ。

 漫画を読みながら自然の中で料理ができるのを待つ。なんて贅沢なんだ。しかし、燻製ミックスナッツはそんなに美味しくなかったらしい。

 伊刈の元に長居してしまったが、彼の目的はそもそも火を借りること。しかし伊刈が差し出したのは火打石。なんでもライターは好きじゃないとのこと。マッチと火打石では出来上がりの味が全然違うというのだ。

 かくして大木は火打石を手に入れ、思っていたよりもだいぶ長い時間をかけて火をおこし自身の持ち込んだ食材を焼き食べ始める。どこかで過去の彼女の声が聞こえたりセンチメンタルさも感じながらそのまま眠り、朝日を観ながらまたコーヒーを入れて飲む。

 憧れを感じる「キャンプ」。リア充で友人たちと出ないとできないのではないかと思っていたが、こうやっておひとり様でもかなり充実した時間が過ごせそ姿を見ると、やってみたくなる。
 
 次回は女性主人公のエピソード。かなり期待! これ、ドラマ見続けてる間にテントとか購入してしまうんじゃないだろうか……。
(文=三澤凛)

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