アニメ『あひるの空』入部をかけた5対1のバスケ勝負! この圧倒的不利な状況を覆す武器が空にはあった!!

テレビアニメ「あひるの空」公式サイト

 向武史原作のバスケットボールに打ち込む高校生たちの姿を瑞々しく鮮やかに描いたバスケットボール漫画、『あひるの空』(週刊少年マガジン連載/講談社)。累計部数2400万部を超える大人気作品が、連載開始から15年、待望の初テレビアニメ化!

#2 才能のない少年達
空と百春たちの男子バスケ部入部をかけたバスケでの勝負が始まった。男子バスケ部の百春、安原(ヤス)、茶木(チャッキー)、鍋島(ナベ)に加え、千秋の代理として女子バスケ部の円を加えた5対1。圧倒的不利な状況にもかかわらず、空はバスケスキルを見せ、シュートへ。しかしヤスの暴力による妨害で理不尽に勝敗が決しようとしたところ、百春から「十本勝負」の提案。まともな勝負も望めず絶体絶命の空だったが、彼には武器があった。

 前回の引きのゴールから物語はスタート。しかし、そのシュートもキックをしてきた部員のせいで失敗に終わってしまう。イチャモンをつけてこのゲームを終わらせようとする不良バスケ部員たち。

 しかし、そこで空に助け船を出したのは意外にも百春。「10本勝負にしてやる」と言い出した。そして空のドリブル力に備えてゴール下の守りを鉄壁に固め、再度勝負は仕切られた。

 バスケをするには圧倒的に足りない空の身長。そして命綱であるだろうドリブル力すら封じられた10本勝負。不利でしかないような条件の元、バスケをしたい一心で彼は勝負を受ける。

 絶望的な勝負の中、円も空を不憫に思いながらも、手を抜くことなく立ちはだかる。しかし、そんな対戦相手の思惑とは裏腹に空は低身長であることを感じさせない見事なスリーポイントシュートを決め、不良バスケ部員たちからあっさりとポイントをとってしまう。

 あっけにとられたバスケ部員は早々に勝負を切り上げようとしたが、百春はそのまま勝負を続行。しかし、空はその後も彼らからスリーポイントを次々に決めて圧勝したのだった。

 勝負に勝ち、晴れてバスケ部員になった空。しかしバスケ部では、バスケをすることがなぜか許されず部室の掃除をやるように命じられ、ボールを触ることもできない。不良たちが帰宅したのち、掃除も一通り終えると辺りは真っ暗。それでも空はシュートを打ちたい一心で体育館へと向かい、一人シュート練習を始めるのだった。

 すっかり不良部員のリーダーのようないでたちの百春。しかし彼も昔はバスケが大好きな少年だった。毎日200本ほどのシュート練習をするなどしたものの、試合中のミスが目立ち後輩にレギュラーを奪われてしまう。それからバスケから距離を取り、いつしか不良の道に走ってしまった。

 百春は必至に努力したと思っていた。だが、ふと立ち寄った体育館で一心不乱にシュート練習をしていた空の姿を見る。彼は、ゆうに1000回を超えるシュートを打っていた。空の正確なスリーポイントを打つ技術、ドリブルの巧みさ。それは低身長な自分を人並み以上のバスケットプレイヤーにするためにがむしゃらに練習をした努力の結果だったのだ。

 自分よりもはるかに努力を続ける空の姿を目の当たりにした今、百春はいったいどのような行動を取るのか……。不良バスケ部が少しずつ動き出す。
(文=三澤凛)

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