アニメ『あんさんぶるスターズ!』事実上の最終回に拍子抜け!?作品への新規ファン獲得は失敗か?

アニメ『あんさんぶるスターズ!』事実上の最終回に拍子抜け!?作品への新規ファン獲得は失敗か?の画像1『あんさんぶるスターズ!』公式HPより

 ファン待望のアニメ化!『あんさんぶるスターズ!』第12話がオンエアされた。

 これが実質的な最終回に思える。とうとうDDDの準決勝・決勝が行われた。参加アイドルのほとんどが妥当fineを掲げていることから、アイドル達が投じる票は対戦相手に入る。しかし、そういった内情を知らない一般ファンはfineに投票を入れているために準決勝もfineが勝ち進む。

 しかし、やはりパフォーマンスを続けていれば人間には疲労がたまる。体が弱い英智にダメージがたまらないわけがない。準決勝からステージでふらつく姿が見られるなど、危ない状態だ。

 Trickstarとの決勝が決まるも、北斗がfineの衣装を身にまとい現れた。しかし、すぐに脱いでやはりTrickstarに戻ることを告げる北斗。その決意のきっかけはおばあちゃんからの手紙だったそうだ。

 おばあちゃんっこだった北斗。そして何度もウダウダ繰り返す男、北斗。数話引っ張ったわりにはすっきりしない戻り方をする。お前のせいでぶっつけ本番じゃねーかという気持ちもが湧いてくる。

 しかしこのアニメのアイドルたちは練習しなくても息ぴったり。今回も初めて立つであろうステージで完璧なステージを披露した。

 そしてこの決勝のステージ、多分ゲームをやっていたらおなじみのシステムなのか、グループのメンバーが一人ずつの勝負。「響かせよう、僕たちのアンサンブルを」というセリフとともに始まったのに、1stターンって出てきたかと思うと個人戦が始まった。しかもそれぞれのターンで戦う内容が異なるそうだ。タップだったり歌? だったり。これは何を見せられているんだろうかという気持ちになる。

 そしてTrickstarの面々がライブパフォーマンスを行って勝負は終了。あれ、fineは? 終わった瞬間に倒れこむ面々。プロ意識のかけらもないような振る舞いに、紳士的にたしなめる英智。しかし彼も倒れていた。

 英智は彼らの輝きに色々思う所があったようで、自分が本当にアイドルになりたかったという気持ちを吐露。スバルもその気持ちがわかる、と自分たちは同じ気持ちを持ったもの同士だったということを確かめ合う。

 そんなごたごたの間に集計が終了。僅差でfineがこの決勝を制したという結果になった。しかし、規定以上の差が出ていない場合は延長線になるという謎理論が展開される。

 僅差だったとしても勝利は勝利だし、その差がわずかであればあるほど悔しさとかドラマが見えそうなものだが……。

 しかし、体力が残っていない英智は辞退を決断。自動的に優勝はTrickstarということに。彼らはまるで実力で勝ったかのような喜びを見せる。え、それで本当にうれしい? 不戦勝なだけじゃん。結局負けたままなのは変わらないじゃん!!! それなのにfineに対してまるで上からに聞こえるような発言をしたりと、ややドン引きの展開となった。

 Trickstarが駆け上がるという大まかなストーリーにしたかったのは理解できる。しかし、fineのメンツを守るための選択なのかもしれないが、何一つ解決していないような展開に頭がついていかなかった。

 そもそも学院側以外のファンがfineを選んでいる時点で、内部の票は学校側の不満分子なだけだ。アイドルとしての評価では全くないので、アイドルとして正しい姿なのはfineではないだろうか。

 最終的には出演ユニットが多数参加して歌って大団円っぽい雰囲気で終了。来週は振り返りスペシャルとのこと。

 大人気ゲームのアニメ化なわけだが、ファンはこれで納得なのだろうか。新しいファンを取り込むという要素もアニメ化にはあると思うが、あまり成功したとは思えない。

 振り返りはどんな構成を見せられるのか‥‥…。不安がいっぱいだ。
(文=三澤凛)

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