アニメ『あんさんぶるスターズ！』原作を知らない人には難しい展開が続く……　ファンからすればこれは神展開なのか？

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　ファン待望のアニメ化！　『あんさんぶるスターズ！』第10話がオンエアされた。

第十話「エレメント～前編」

再び集まったスバル、真、真緒の3人による『Trickstar』の【DDD】のステージを目にし、その場を去った北斗と、その前に現れた日々樹渉。ふたりの様子を見ていた『Switch』の逆先夏目と青葉つむぎは、今とは何もかも違っていた一年前の夢ノ咲学院を思い返す。英智と敬人は学院を代表する『五奇人』を選出し、ある構想を進めようとしていた。そして、海外を飛び回る零とも親しく学院で顔の広いつむぎは、英智から手助けを頼まれる。

　人数が多すぎるからか、ストーリーがあっちにいったりこっちにいったり忙しいあんスタ。元々の原作ゲームをやっていない層はターゲットじゃないのだろうが、もう少しやさしさを持ってもらいたい……。そしてゲームファンにとって、これは神アニメ的な展開になっているのかも気になるところ。

　今回は前回のTrickstar大復活はさておいて、過去に戻って生徒会長の過去にまつわる話を青葉つむぎというキャラの目線から語っていく。現在フィーネに入ることをためらっている北斗との対比のように、元フィーネのメンバーに脚光が当たる。

　1年前にはまだ五奇人などもなく、学院は荒れていた。その中で、英智は体制を整えるためにできることを探していた。そのときに知り合ったつむぎのアドバイスで五奇人が決定。そして、つむぎの人脈の広さを使えると踏んだ英智はまとめ役として、彼をフィーネに誘ったのだった。

　そこから辞めるまで、何があったのかは次週語られるだろう。英智の考えを理解し自ら加入を決めたつむぎが何で辞めてしまったのかは気になるところ。

　元五奇人だった夏目との関係も今回明かされた。その後こちらとユニットを組んでいるようだし……。こちらも来週あかされることを期待したい。

　それぞれのアイドルに結構な数のファンがいそうだから、公平な出番を作るとなりと難しいのかもしれない。その中でメインストーリーを絞りまとめるのは難しい作業だろう。

　だが、元々のファンではない者からすると、視点がぶれてしまい、どこを見たらいいのか疑問をもってしまうこともしばしば。打倒生徒会と、Trickstarがトップを取るぞ！　この目標に向かって進んでいるという理解であっているのだろうか……。

　Trickstarはあとはあとは北斗が帰ってくればオールOK。しばらくは英智について知ることが優先されそうだ。来週つむぎや英智の間になにがあったのか、北斗はその二の舞となるのかが描かれるのを待つとしよう。

　面白い結末を期待している。
（文＝三澤凛）