アニメ『あんさんぶるスターズ！』英智の策略で五奇人にヘイトが集まる　夢ノ咲学院は大きく変わったが……

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　ファン待望のアニメ化！『あんさんぶるスターズ！』第11話がオンエアされた。

第11話「エレメント～後編」
　学院中の憧れの存在となった「五奇人」だったが、多くの生徒たちとの圧倒的な実力差によりで次第に不満を集め、悪の象徴とされてしまっていた。一方の英智とつむぎは、乱凪砂と巴日和を加えて結成した「fine」の活動を開始し、学院で新たに施工されたドリフェス制度の中で人気を集めていく。そんなある日「五奇人」の零が海外から一時帰国。そして、体調不良で倒れてしまった英智を心配するつむぎの元に、同じく「五奇人」の夏目が現れる。

　今回もつむぎの回想回。現在HPに載っているfineのメンバーとは違うメンバーで結成されている旧fine。その変遷が語られる。

　やはりソシャゲ系のアニメは基礎知識がないとついていくのが難しい。またどのキャラクターもインパクトが大きい個性を持っているため、逆にそれが飽和状態になりがちだ。どのキャラクターも印象が薄く、キャラクターへの愛にはつながりづらい。それも私の場合だけなのかもしれないが……。

　fineはイタリア語で「終了」の意味がある。その意味も含めて英智の思惑が詰まったユニットな気がする。学院の統率を取るために作った五奇人にヘイトが集まるようにし、その間にfineが圧倒的な力で支持層の拡大を狙う。

　水面下で計画を進めていく英智。そしてその野望を信じどこまでも彼についていくつむぎ。つむぎはその働きからも英智からの信頼も得て、fineをまとめ、人気者になるのに一役買っていた。しかし、それも契約書に記されていた最後のライブの時まで。つむぎも結局英智の駒の一つでしかなかったのだった。

　荒廃していた夢ノ咲学院は、英智の策略により大きく変わった。いい方に。しかしそれも少し時間がたてばまたほころびが出てくる。そこに今、Trickstaの面々が切り込んでいこうとしているのだ。

　Trickstaが決勝進出を決めたことで、次はとうとう新生fineとの直接対決だ。いったい北斗はどのタイミングでTrickstarに戻るのか!?
（文＝三澤凛）