ドラマ『百合だのかんだの』野島伸司とフジテレビの終焉か?人生ワースト1ドラマは最終回でもやっぱりクソだった?

ドラマ『百合だのかんだの』野島伸司とフジテレビの終焉か?人生ワースト1ドラマは最終回でもやっぱりクソだった?の画像1『百合だのかんだの』公式HPより

 「親友」という枠を越えた、女の子同士の姿を描く! FOD限定ドラマとして話題を呼んだ『百合だのかんだの』。待望の地上波放送 第8話がオンエアされた。

 今期ワーストドラマの名をほしいままにしている『百合だのかんだの』。最終回でも挽回ならずであった。

 『おっさんずラブ』のヒットを受けて製作されたのだろうが、LGBTの偏見の上澄みだけをすくい、結局はエロいセリフを羅列しただけの中身のない作品のまま幕を閉じた。

 人を愛することに性別は関係ない。しかし、新たな偏見を生む機会となってしまったようなこのドラマは一体何がいけなかったのか。

 一時期はヒットを連発していた野島伸司の脚本が時代に合わなくなったことの証か、フジテレビの失敗か。毎回発展することもなくずっとグダグダとする内容もさることながら、ミステリー要素としてあったストーカーの存在と、その結末もあっさりと終わるなど盛り上がりにも欠けた。

 今回は最終回ということで、どんな展開になるのかと少しだけ期待をしてみたものの、悪い意味で本当に何も変わらなかった。

 百合は結局友達二人とも関係を続けたままであったが、この友達たちは大学を卒業したらすぐに連絡を取らなくなりそうだ。友リングを外したまま二人は戻さないから、彼女たちにとって百合ってその程度の存在なのだろう。

 初回からずっと使えない彼氏も、最終回ということで百合を救うために奔走したものの、やっぱり使えないまま終わった。イケメンへの当たりの強さは一体何なのだろう。男が女の敵みたいな、軽薄でやることしか考えていないような描かれ方をしていたのにも疑問だ。

 そしてストーカーであり、もろもろの原因だった不破先生の最後も、百合に大声で怒鳴られてすごすごと逃げ出すというあまりにも馬鹿らしい終わり方。屋上から落とそうとしていたっぽいから、普通に訴えればいいのに。それもしないで一件落着という、頭がお花畑な終わり方に開いた口がふさがらない。

 結局レズカップルは浅い思考でエロイ単語を連発して流される、というような結末で幕を下ろした『百合だのかんだの』。本当に、これまで観た中で最低最悪のドラマだった。

 天下のフジテレビ、と言われた時代は終わり、話題性だけではいけないということを教えてくれた。この作品を乗り越えて、面白いドラマを見せてもらいたいと心から願う。
(文=三澤凛)

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