『ちびまる子ちゃん』「皆それぞれの生き方がある」 アリとキリギリスの結末が「深い」と話題!

 7月28日のTVアニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)では、「10週連続夏のお楽しみまつり」おとぎ編第4弾を放送。今回もネット上で大反響が起こっていたので、ネット民の声と共に内容を紹介していこう。

 話題のエピソードは『まる子のアリとキリギリス』の巻。おとぎ話の「アリとキリギリス」は悲しい結末で終わるが、『ちびまる子ちゃん』版は少し違う。その終わり方が「深すぎる」と話題になっている。

 冬に向けてアリたちが懸命に働く一方で、山田扮するキリギリスはバイオリンの練習に明け暮れるばかり。冬になると案の定キリギリスは食べ物に困り、藁にも縋る想いでアリたちのもとへ。食べ物を分けてほしいと懇願するも、アリたちは「俺たちが汗水垂らして働いている間一体何してた!?」とキリギリスを責めたてた。

 しかしまる子扮するアリは、彼が一生懸命演奏を練習していたのを知っている。そこでまる子がバイオリンを弾くようお願いすると、キリギリスは見事な演奏を披露。その演奏を聴いたアリたちは、「これがあなたがずっとしてきたことなのですね」「素晴らしい演奏を聞かせてくれたお礼です」とキリギリスを優しく迎えるのだった。

 最後は、「アリにはアリの、キリギリスにはキリギリスの、他の虫たちにも皆それぞれの生き方がある」というナレーションで幕切れ。ネット上では「絵本で見た解釈と違って、多様な生き方を肯定するエンディング。不覚にも泣きそうになった」「演奏を聞いて癒される誰かがいれば、それは誰かの役に立つ立派な仕事だよね」と絶賛の声が後を絶たない。

“皆それぞれ生き方が違う”ことを唱えた同話には、多くの人が胸を打たれたようだ。

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