『ちびまる子ちゃん』「臼役にお母さんを選ぶセンス」 完璧すぎる“さるかに合戦”の配役

 7月21日のTVアニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)では、「10週連続夏のお楽しみまつり」おとぎ編第3弾を放送。今回もネット上で大反響が起こっていたので、ネット民の声と共に内容を紹介していこう。

 話題のエピソードは『まる子のさるかに合戦』の巻。昔々あるところに、友蔵とまる子という2匹の猿が散歩していた。ある日まる子がお腹を空かせていると、友蔵は「さっきいいものを拾ったぞ」と柿の種を取り出す。この種を植えれば柿をたくさん食べられると提案するが、腹ペコのまる子は「今食べられなきゃ意味がない」とまるで興味なし。

 するとそこに姉のさきこ扮するカニが、おにぎりを持って歩いて来た。まる子はおにぎりを一目見るなり、ヨダレだらだら。どうにか自分の物にしたいと考えた末、まる子は柿の種とおにぎりを交換しようと持ちかけるのだった。

 もちろんまる子の提案に、1度は渋るカニ。しかし「おにぎりは今食べたらおしまいだけど、種を植えて育てれば柿が何十個もなるんだよ」「ずっとお得だよ、ね?」というまる子の口車に乗せられてしまい、結局おにぎりと柿の種を交換することに。「上手くいったね」と不敵な笑みを浮かべるまる子だったが、交換した柿の種は思いのほか成長。やがて立派な木となり、たくさんの実をつけたのである。

 だがカニは、ひとりで実をとることができない。そこで友蔵たちが代わりに実をとってあげようと木によじ登るものの、まる子はひとりで食べてばかり。しまいには怒りを露わにするカニに対し、「何さ!」「少しくらい分けてくれてもいいじゃん!」と逆ギレする始末だ。

 この態度にはネット上も「案の定、猿まる子は下衆いな」「さるかに合戦でもまる子へのイライラがとまらない」と非難の声が上がっていたが、事態はさらに最悪の方向へ。友蔵がカニのために柿の実を取ろうとしたところ、誤ってカニの頭上に落としてしまったのだ。おかげでカニは気絶してしまい、“誰かに見られたらマズイ”と感じたまる子は友蔵を連れて咄嗟に退却。そこへひろし扮する「蜂」とすみれ扮する「臼」が偶然通りかかり、カニから今までの出来事を知る。まる子たちに憤慨したふたりは、2匹を成敗しようと決意。途中でまる子のおばあちゃん・こたけ扮する「栗」も合流し、見事敵討ちを成功させるのだった。

 まる子の性格の悪さはさることながら、今回視聴者の間で話題となったのがさるかに合戦の“配役”。ネット上では「さるかに合戦の配役が完璧すぎて笑える」「まる子の意地汚い部分ってさるかに合戦の猿にピッタリだな」「臼役にお母さんを選ぶセンス(笑) まる子にドカッと乗っかるシーンも最高だわ」と絶賛の声が上がっていた。

「10週連続夏のお楽しみまつり」おとぎ編も残すところあと僅か。次のお話では「アリとキリギリス」が放送されるので、ぜひキャラクターたちの配役にも注目してみよう。

『ちびまる子ちゃん』「臼役にお母さんを選ぶセンス」 完璧すぎる“さるかに合戦”の配役のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!