第13話レビュー

『フルーツバスケット』マブダチトリオ・あーやがついに登場!CV・櫻井孝宏の演技もさすがの一言?

 今回の『フルーツバスケット』は、原作4巻の話を丁寧になぞった展開。マブダチトリオ、”あーや”こと綾女の登場回!

<第13話>元気でいたかな? 我が弟よっ
 透は由希の秘密基地から帰ってくる途中に、脱ぎ捨てられた服を見つける。すると、何かが足元から体を這い上がってきた。透の悲鳴を聞きつけた由希が目にしたのは、一匹の蛇。なんと、この蛇の正体は十二支のひとりで由希の実兄、草摩綾女だという。だが、由希は自分本位で王様気質の綾女とは反りが合わないようで……。

 草摩綾女、由希の兄であり十二支のひとりで巳の物の怪に憑かれている。顔は由希とそっくりだが中身は由希とは似ても似つかない王様のような人物で、周りを常に驚かせる。はとりと紫呉と同世代であることから【真のマブダチトリオ】なのだという。意味はわからないがなんとなく納得してしまう。とりあえず紫呉と綾女と強制的につるまされるはとりが気の毒でもある。

 この性格と美貌から人気も高い綾女。担当する声優も櫻井孝宏と期待を集めていた。確かに落ち着いて話しているシーンは良かった。しかし、登場シーンなどの”王様モード”なテンションが高めの台詞回しなどに少し違和感があった。いい声なのだが、何か違う。しかし馴染んではいるので、はとりのときほどの違和感はない。画面に出ているときに黙っていることのないキャラクターなので、セリフ量があーやだけやたら多そうだ。

 今回の学生時代の話の王族の話、あんなにていねいにやってくれるとは思わなかったので、声出して笑ってしまった。一緒にいる人物の誰もを突っ込みにしてしまうあーや。華やかでぐんぐんと人を巻き込んでいき仲間に引き入れていってしまうそんな彼も、実の弟の由希とはなかなかうまくいかない。過去、自身の世界の中にどっぷりといた綾女は血のつながった兄弟とはいえ由希に手を差し出すことがなくむしろ振り払っていた。そのときにできた溝を埋めようとしても簡単にそうとはいかないのだ。

 この兄弟の話もまだしばらく続くのだが、あーやが今週話していた、「大人になると色々わかってくる」という台詞に大人になったいま、ものすごくうなずいてしまう。多分そうやって後悔している大人はたくさんいる。そこに透というか、今日子の言葉が染み渡る。たくさん忘れてしまっていることはあるけれど、自分が感じたことがある気持ちは思い出すこともできるはず。

 『フルーツバスケット』はキャラクターを多面的に映してくれるから奥行が出て、キャラと自分との共通点を見つけられるから愛着が増す。あーやは大人になって良さがわかったキャラクターの代表格だ。マブダチトリオのみんながそうかもしれない。

 まだあーやに敵対心しか持っていない由希が、彼の別の部分に目を向けられるようになるのはまた別の話。だけど今回の最後にハルにお礼を言えたのは、絶対にあーやの影響だ。人の影響をきちんと反映できる由希は良い子である。
(文=三澤凛)

フルーツバスケット

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