『キャロル&チューズデイ』遂に迎えた決勝戦…彼女たちが歌った曲は?しかし、勝負にならなかった!?

 全世界の音楽を愛する人に捧げる、2人の少女が起こした奇跡の物語『キャロル&チューズデイ』。#12「We’ve Only Just Begun」がオンエアされた。

 マーズブライテストの決勝を前に、チューズデイは実家に連れ戻されてしまった。大統領選挙を前に、スキャンダルを避けたい母・ヴァレリーはチューズデイを部屋に閉じ込めてしまう。部屋の中で、キャロルとの出会いが、いかに大事なものだったかを振り返るチューズデイ。そんな失意の中、兄のスペンサーはキャロル&チューズデイの歌を聞いたことを告げる。その頃、ガスとキャロルは、チューズデイを取り戻そうと作戦を立てていた。

 今回はオープニングやいつもの語りもなく、雰囲気の違うスタートを切った。

 実家に無理矢理連れ帰られてしまい、ほぼ軟禁状態のチューズデイ。連れ戻した母は、選挙が近いということでピリピリとしている。チューズデイにかける言葉も辛らつなものが多い。

 この言葉をかけられながらこの家で育ったのかと思うと、家を飛び出してしまいたいという気持ちもよく分かる。閉じ込められ、キャロルに謝りのメールも送るに送れないチューズデイはどんどんと気持ちが落ち込んでいく。

 そんな彼女の前に兄のスペンサーが現れる。チューズデイは知らないが、彼は以前キャロル&チューズデイのライブを見ていた。それゆえに彼女の歌への思いを理解し助けになろうと動いてくれたのだ。

 時を同じくして、キャロルたちもチューズデイ奪還を決め動き出した。ガスは、キャロルがチューズデイを取り戻したい気持ちがあることを確かめ、ロディを巻き込みチューズデイ邸宅に侵入を試みた。

 もちろん警備が頑丈なチューズデイ邸宅。簡単には忍び込めず、ロディが先に犠牲になり、次いでガスもお縄にかかってしまう。しかし、兄の手引きもあり無事チューズデイとキャロルは再会を果たす。喜びに浸る時間はなく、その足でオーディション決勝会場に向かう。

 決勝会場では先にアンジェラのパフォーマンスが行われる。彼女は今までは誰かのために歌っていが、今回の歌だけは人のためには歌えない、とタオに告げていた。 

 決意をにじませ、決勝のステージで歌った「Light A Fire」は大作映画の主題歌のような迫力のあふれる歌だった。聞いているだけでその歌自身が持つ力を感じられる。誰もが納得する、圧巻のパフォーマンスを見せつけられた。

 アンジェラが歌い終わるのと同じタイミングで、キャロル&チューズデイのふたりが会場に到着する。

 しかし、オーディション収録が開始する時点でスタジオについていない場合は失格とする、という規則があることを告げられる。つまりふたりは失格で、パフォーマンスは認められない。しかし、失格は受け入れるけれども、どうしても今ここでふたりで歌わせてほしいと懇願する。引き離され、お互いがひとりの時間を過ごしたことで、ふたりで歌うことの大切さに気づいたのだ。決勝に勝つことよりも一緒に歌うことが大事なのだと。

 その熱意に推され、パフォーマンスを許可されたふたりが演奏したのは、初めて一緒に作った思い入れの大きな曲「The Loneliest Girl」だ。出会ったときの喜び、一緒に歌うことによって、いままでいた場所から歩き出せたことの思いが込められ、ふたりだけのメロディが、会場全体を包み込む。

 アンジェラとはまた異なる圧倒さを見せたキャロル&チューズデイは、優勝は逃したものの異例のデビュー権を獲得した。あのアーティガンさえも涙ぐませたふたりの歌が、さらなる一歩を踏み出すことが決まったのだ。

 これで、たぶん第1章の終わりなのだろう。ここはまだ、ふたりの物語の序章にすぎないらしい。いったい、奇跡の7分間とはなんのか。そこにたどり着く物語はまだまだ先のようだ。
(文=三澤凛)

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