「“脱ぐべきゲスト”が脱いでくれた」最終話放送直前の『AKIBA’S TRIP -THE ANIMATION-』制作Pインタビュー

「脱ぐべきゲストが脱いでくれた」最終話放送直前の『AKIBAS TRIP -THE ANIMATION-』制作Pインタビューの画像1(C)2017 ACQUIRE Corp./AKIBA’S TRIP製作委員会

 秋葉原を舞台に巻き起こる戦いやドラマの数々を描きつつ、多種多様なオタクならではのネタを盛り込んだアニメ『AKIBA’S TRIP -THE ANIMATION-』(TOKYO MXほか)。3月22日に放送された12話「電マがバラバラじゃねーか!」では、ゲーム制作にかけるクリエイターの熱いドラマを描いた人気マンガ『大東京トイボックス』(作:うめ/幻冬舎コミックス刊)との強力コラボも実現した。29日にはいよいよ最終回を迎える本作に関し、アニメーションプロデューサーを務める奥山真吾さんにお話をうかがった。本記事(前編)ではコラボについてのエピソードおよび最終話の見どころを掲載!

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■あふれる熱意を最高のタイミングでコラボとして実現!

――12話には『大東京トイボックス』のキャラクター、天川太陽(CV:羽多野渉)と月山星乃(CV:斎賀みつき)が登場しましたね。原作ゲームにも『大東京トイボックス』の舞台である「スタジオG3」が出てきていましたが、今回のコラボは、そこからの流れだったんですか?

奥山真吾さん(以下、奥山) そうですね。うめ先生が『大東京トイボックス』を描いているときに、先生とアクワイアさんの協力関係が出来ていまして。『AKIBA’S TRIP -THE ANIMATION-』をつくるにあたり、原作ゲームの発売元であるアクワイアの黒子さんが「いつでも協力しますよ!」と言ってくれていたので、それに乗るかたちでコラボが実現しました。

 シリーズ構成の兵頭(一歩)さんが『大東京トイボックス』が好きだったんですよ。私も好きでしたし「出したいね」とは思っていたんです。最終的には12話でのコラボとなりましたが、それまでのストーリーを振り返っても12話で出てくるのが妥当だったかなと思います。

――コラボに関して、詰めていった部分やこだわった部分はありますか? ほかのキャラとはまったく違う作画には驚きました。

奥山 作画は『大東京トイボックス』専任のキャラクターデザインと作画監督を立てました。これまでの『アキバニ』のテイストとはまったく違うので、現状のスタッフではどうにもならないと。なので完全に別のタッチで、濃い絵が描ける人にキャラクターデザインをお願いし、作画監督もその場所だけお願いして、本当に別の絵をつくるような形でやりました。

 作監に絵を回すときも、周りのキャラの絵を入れて、そこから別の作監に持っていって天川太陽と月山星乃だけ上から絵を乗せてもらっています。こだわっているというか、そこだけまったく別のことをしています(笑)。セリフはそもそも兵頭さんが『大東京トイボックス』が好きだということでうまく組み立ててくれていますね。キャスティングに関してはうめ先生の意向を尊重して、羽多野渉さんと斎賀みつきさんに出演いただきました。

「脱ぐべきゲストが脱いでくれた」最終話放送直前の『AKIBAS TRIP -THE ANIMATION-』制作Pインタビューの画像212話に登場した『大東京トイボックス』の天川太陽と月山星乃。

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