オタク文化を象徴する街、秋葉原の平和のため繰り広げられる激闘を描いたアニメ『AKIBA’S TRIP -THE ANIMATION-』(TOKYO MXほか)。前回の第11話では政府をも巻き込む巨大な陰謀が渦を巻き、最終章へ向けて物語が急加速。今週も古来より比類なき諦めの悪さと反骨精神をもつオタクの目線でレビューしていこう。
まずは第12話「電マがバラバラじゃねーか!」のあらすじをご紹介。突如施行が発表された“アキバ禁止法”によりシャッター街へと急速に姿を変えつつある秋葉原を守るべく、秋葉原中の自警団や業界人は協力して反対運動を起こす。しかし主人公の伝木凱タモツ(CV:石谷春貴)は “破繰者(バグリモノ)”としての超人的な力を失い、有紗・アホカイネン(CV:長久友紀)もチームを離脱。自警団“電気マヨネーズ”は事実上崩壊し、万世架まとめ(CV:高橋李依)はふたたび孤独な戦いへと戻ろうとしていた。
驚きのゲストキャラクターも登場した本エピソード。緊迫した展開が続くストーリーにも注目しつつ、各キャラクターたちの活躍を追っていこう。
■やっぱり本作の美少女は扱いがヒドい!? シリアスなストーリーと苛烈なアクションに注目!
今回もやっぱりまとめの動向から目が離せない。タモツからバグリモノの力を奪っていった少女、万世架うらめ(CV:高橋李依)がまとめの妹であり、これまで暗躍していた黒ずくめの女性がバグリモノの親玉にしてまとめの祖母だという事実が発覚! 事件の背後にある存在の大きさを悟り、まとめはタモツを危険から遠ざけるべく邪険に扱うようになる。「秋葉原をみんなの街」と突きつけひとりでうらめに戦いを挑むその姿は、原作ゲーム第1作『AKIBA’S TRIP』のヒロイン、文月瑠衣を思わせた。タモツからのキスを受け頬を染める姿は本エピソードの必見シーン! シリアスな場面なのだが、チラリとのぞいた下着のリボンに気を取られたのは筆者だけではないだろう。
まとめと圧巻のバトルを繰り広げたうらめにも注目。まとめに家族としての想いを語り涙を流すシーンからは、彼女が過ごしてきた日々の重さを感じさせた。しかしまとめをあと一歩のところまで追い込むものの、タモツの登場から立場が一変。スクーターに跳ねられ、日本刀を真っ向からへし折るパンチを顔面に受けてしまうなど、かつてのまとめ同様かわいそうなことに。空中に投げ出された彼女の泣きっ面は、直前のシーンとのギャップもあり、よりかわいらしい。
さらには中央通りを滑走路としてアメリカへ飛び立ったはずの有紗が、航空機から星条旗柄のバンドゥビキニにブーツというたいへん視覚攻撃力の高い姿で乱入。彼女のヒップドロップにより完全にダウンし「ここは……誰?」などとつぶやく始末。このアニメの美少女はつくづくひどい目に遭うらしい。有紗の股ぐらのどアップと合わせて、非常に見応えのあるシーンとなっていた。いいぞもっとやれ! ちなみにうらめの下着はまとめの下着と同デザイン。一緒に暮らしていた頃は共用したりしていたのだろうか。
謎の少女の正体は……!? あのゲーム業界マンガとコラボも!『AKIBA’S TRIP -THE ANIMATION-』第12話レビューのページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、秋葉原、うめ、高橋李依、幻冬舎、AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-、バトルアクション、17年1月アニメ、長久友紀、石谷春貴、高野麻里佳、大東京トイボックスの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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