――そういうナマのコミュニケーションがあるからこそ、それぞれの思い入れが作品にしっかり反映されているのかもしれませんね。
奥山 そうですね。みんなが殺伐としちゃって、いがみ合いながら終わっていってしまう現場もあるんですが、今回はみんな「楽しくできたね」って乾杯できました。同じものづくりだから根幹の思いは一緒といえば一緒なんですが、アニメ業界は楽しく頑張って、ユルク真剣に! 個人的にはゲーム業界よりやりやすいですね(笑)。
■最終話は見どころ山盛り!? 「おとといフライデー」の小島みなみ、紗倉まなも本人役で声優に挑戦!
――総力を結集して制作されたという最終話ですが、見どころはどういった点になりますでしょうか?
奥山 まずは音楽ユニット「おとといフライデー」の小島みなみさんと紗倉まなさん、まさに“脱ぐべきゲスト”が脱いでいる点ですね。どこまで脱ぐかはお楽しみということで。いつもの本作どおりに脱いでくれるという程度で、そこまで脱げないですけど(笑)!
本人たちが声を当てているので面白いですよ。アフレコもすごく楽しくできましたね。他のキャストと一緒には録れないかなと思っていたんですけど、時間を合わせて来てくれたおかげで本線で楽しくやれました。ちょうど「乙女フラペチーノ」から「おとといフライデー」に名前を変え、今夏のシングル発売に向けて心機一転頑張ろうというところですごくお忙しい時期みたいで、本線に入れるのはその日だけとのことだったので順調にできてよかったなと。
――彼女たちのシーンは見どころですね。
奥山 はい。あと2話のバトルでタモツが店長の腕を駆け抜けるシーンを描いた、小川完(タモツ)さんという勢い重視の絵が得意な作画さんがいまして。彼が13話の作画でも大活躍しています。2話で店長がびっくりしたときの顔と同じようなタッチの絵があって、しかもそれがすごく動きます(笑)。タッチがない絵が上がってきたとき「これ大丈夫?」って思ったんですけど、タッチが入ると「これでよかった」と安心する面白い絵になっています。小川さんのカットは必見です。ぜひ見てもらえると良いと思います。
ちなみに池畠監督は小川さんが大好きなので、一回タモツという名前のキャラをつくりたいと。それで主人公の名前がタモツになっているんです。
――ポロッとすごいネタが出てきましたね(笑)。
奥山 その小川さんをはじめとして、みんながいいアクションを描いてくれたので13話のアクションは本当にすごいですよ。しかもすごく壮大なことをやってます(笑)。
「“脱ぐべきゲスト”が脱いでくれた」最終話放送直前の『AKIBA’S TRIP -THE ANIMATION-』制作Pインタビューのページです。おたぽるは、インタビュー、アニメ、話題・騒動、秋葉原、うめ、インタビュー、GONZO、アクワイア、AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-、17年1月アニメ、大東京トイボックスの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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