“自分の個性より作品がフィーチャーされる作り方をしていきたい” 「SUGOI JAPAN Award2016」アニメ部門1位『四月は君の嘘』イシグロキョウヘイ監督インタビュー

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イシグロキョウヘイ

 3月22日、“世界中の人に紹介したい作品”を選出する「SUGOI JAPAN Award2016」で、アニメ部門1位に選ばれた『四月は君の嘘』(フジテレビ系)。“泣けるアニメ”として多方面から評価を受けた同作で初監督を務めたイシグロキョウヘイ氏に、受賞の感想やアニメ制作当時の盛り上がり、尊敬する監督などについて話を聞いた。 ――「SUGOI JAPAN Award2016」受賞について、率直な感想を聞かせてください。 イシグロキョウヘイ(以下、イシグロ) このような賞で作品を選んでもらえたというのはすごく光栄ですし、特にアニメはたくさんの人数で作るのでスタッフ全員の努力が認められたという点もうれしいですね。現場からの評価と視聴者からの評価と二種類ありますが、そもそも僕たちはお客さんたちに向けて作るというのが主たる目的なので、今回、国民投票というかたちで視聴者のみなさんから票をいただけたというのは一番うれしい結果だと思っています。 ――放送当時の盛り上がりはいかがでしたか? イシグロ すごく盛り上がっていたと思います。新川直司先生の原作(講談社)がそもそもすばらしいということがありますが、それを映像に落とし込む時は制作チームの実力や熱意が直に出ると思います。ですから、画がきれいとか、きらきらしてるとか、かわいいとか、映像に関して良い評価を多くいただけたのはすごくうれしかったですし、ファンのみなさんの声が力になって最後までがんばれたと思います。 ――『四月は君の嘘』は放送時、“アニメファン”ではない人にもウケている印象も持ちましたが、その点についてはいかがですか? イシグロ そうですね。そもそも新川先生が描いたものが普遍的なものだったりしますからね。描くべきテーマは時代時代で変わるかもしれないですけど、根幹に流れているものってあまり変わらないと思うんですよ。その部分を新川先生がしっかりととらえていらっしゃるからこそ、ストーリーもそうだし、マンガのコマ一つとってもすごく面白くて、心引かれるものがありますよね。そういう普遍的な部分をアニメに落とし込もうとがんばっていました。

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