主人公と敵のボスがデート!? 11話にしてクライマックス要素が盛りだくさんの『烈車戦隊トッキュウジャー』

 とにかく闇の皇帝のくせに輝くもの、キラキラしたものが大好きというギャル的シュミで、無い物ねだりのアイウォンチューなゼットさん。「やっぱ時代は闇じゃなくて光だよな」って、こんなブラック企業の社長さん並に臨機応変な人がトップで、シャドーラインは大丈夫でしょうか?

「なんでいきなりシャドーの大物が!?」と車掌さん(演:関根務)は驚きましたが、なんせ『特命戦隊ゴーバスターズ』では中盤で大ボスを撃破するという離れ業を成し遂げた脚本の小林靖子にゃんです。これくらいのシリーズ構成は予想の範囲内。むしろ、これまでアジト内での内輪もめしか見せ場がなかった悪の幹部ですが、いざ戦ってみたら超つぇえ! ってほうが意外でしたね。何よりネロ男爵の武器が、剣と見せかけて帽子、それも頭がつるっぱげだったとは。

 そんな幹部たちに圧倒されて、窮地に陥ったトッキュウジャーを助けたのは、なんと彼らを率いるゼット自身。「ただの闇なんて古くせぇ。これからは輝きの時代だ」と、またしても現場の意見を無視した閃きで、状況をひっくり返します。しかしライトの瞳を覗き込んだ彼は「お前ら一回闇に呑まれたことあんだろ?」との意外なひと言を残して、倒れてしまいました。この世界にはまだまだ闇が足りず、ゼットは長い時間いられないようです。

 一時退却を決め込んだネロたちを追うトッキュウジャーたちの前に、3体のクライナーロボが立ち塞がります。そこでライトの機転による、トッキュウオーとディーゼルオーの合体技で、クライナーロボが撃破されるのを目の当たりにしたゼットは、護衛のランプシャドー(CV:諏訪部順一)に、トッキュウジャーの輝きが消せるかどうか試すように指示を出し、再び地上に向かわせました。そしてランプシャドーが、地上で黒い光を発すると……ライトを除くトッキュウジャーの面々は、烈車が見えなくなり、レインボーラインの記憶も失くしてしまった!? そしてその頃、皇帝の婚約者でありながら、シュバルツ将軍に焦がれるグリッタ嬢(CV:日高のり子)は、ついに家出を決意したのでした……。

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敵のほうが装飾過多な理由がわかったような。

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