流行りの異世界転生転生モノ。今回は転生したら蜘蛛になっていたというお話だ。
ある日いつものように授業を受けていたと思ったら、気がついたら生まれたての蜘蛛に転生していた主人公。この主人公がとにかく明るい。あまり深く考え込まず、驚きはしつつもこの変化をすんなりと受け入れる。
ただ蜘蛛が皆仲間を食べることに最初はドン引き。自分の母と思しき蜘蛛もスナック感覚のように我が子をもりもり食べているのを、どうにかして身を守らなければと考えだす。
とにかく自分が死んだのか、意識だけなのか理由はわからないが異世界らしきところに転生したのならば、何かラノベっぽい設定で鑑定とかできるようにならないか、とつぶやいてみたところ、システム音声のようなものが聴こえてきて所持している100ポイントを使えばスキル「鑑定」が得られるという。
もちろん即座にスキルをゲット。だが回りを鑑定してみるも石が「石」、壁は「壁」としかわからない。そして自分を鑑定してみると「蜘蛛。名前なし」だけ。これは鑑定のレベルが上がってくれば他にも情報が得られるようになるのだろうか?
お腹がすいたのでひとまず食料を探す。人間の足跡を発見したが、その先にいたのは自分と同じ蜘蛛の遺体だけ。人間からすると、自分も害虫。出会った瞬間に切りつけられてもおかしくはない。
なんとかしないとすべく、自分の蜘蛛という特性を活かし、糸を出して巣を構築。ちゃんと逃げ道を設置して、食料がかかるのを待つことにした。だが生まれてきてから何も食べていない中で、行動したためお腹がすいてたまらない。
とりあえず途中で八つ裂きにされていた蜘蛛のの遺体を口にすることにした。まずくて苦い同胞の味。だがそれもおかまいなしに食いつくす。そのおかげでお腹も満たされたうえに、称号:血縁喰らいというものを入手。その効果で魔法などをゲットしたところのだが、使い方がわからない。完全な宝の持ち腐れだ。
それでも満足気に巣に戻った蜘蛛は、自分の家に大きなカエルがかかっていることを発見。蜘蛛はカエルの肉は鶏肉に似てるという逸話を思い出し、さっそく食おうとするも、カエルもすかさず反撃。毒をの唾液を蜘蛛に振りかける。カエルが抵抗してくることにいら立ちを覚え食料の分際で、と闘志を燃やす。
蜘蛛はカエルの吐く毒をよけてつつ距離を縮め、その背中にかぶりついた。蜘蛛のひと噛みにあっという間にカエルが落命。蜘蛛の歯には何か毒性のようなものがあるのかもしれない。とにもかくにも、初戦は白星をつけることができた。
この世界には人間も存在する。とある学校の入学記念パーティが開かれ、国の王子、侯爵家の令状など身分の高い者たちが一堂に会していた。
王子のシュレインと令嬢のカルナティアはフィリメスというエルフの少女に話しかけられていた。二人はこのエルフを「先生」と呼びなにやら親しそう。先生は二人に合わせたい人がいる、とレグザント帝国の皇太子と聖アレイウス教国の要人を引き合わせた。
皆は初対面であるが、それぞれに「中身」をしりたがり先生にそれを問いただした。それぞれが中身である山田俊輔と大島叶多、さらにモンスターになった漆原美麗などだと紹介。彼らは蜘蛛と同じくこの世界に転生してきたようだ。
性別や人種はバラバラのようだがそれぞれがこの世界に何かしらの形で転生している。まだ出会えていない人々もいるようだが、彼らはこの国でもかなり生きやすい姿で転生できたように見える。
一方蜘蛛は、一人孤軍奮闘しながら生きていくために気持ち悪いなどと言っていられず身の回りの蜘蛛やカエルを食らい続けていたのだった。
なぜクラスまるごと異世界転生してしまったのか、これからどうなっていくのか想像がつかな過ぎるので、続きを楽しみにしたい。
TVアニメ『蜘蛛ですが、なにか?』転生先はまさかの蜘蛛!?第1話のページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、蜘蛛ですが、なにか?の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
人気記事ランキング
人気連載