TVアニメ『100万の命の上に俺は立っている』作画も不安定、展開もつまらない…これならいらすとやに頼った方がまでいい?第3話

TVアニメ「100万の命の上に俺は立っている」公式サイトより

 1話目はネタだったからよかったけれど、3話目にして色々ほころびが目立ちすぎてて心配になってきてしまった。

 毎回、アバンでは四谷の知らない過去のログを見てその会話の内容が本編に関わっているというような構造らしい。今回はなんでもパーフェクトで悩みなど少なそうな新堂が何か心に抱えているような印象をもつログ。心が強そうな新堂が箱崎に頼り、甘えているような様子を見てしまう。

 次のクエストまでそれぞれの日常を送る面々。新堂は小学生の時に四谷と同級生だったという友人に、彼がどんな人物なのか印象を訪ねてみるが「ほぼ印象に残らない」という言葉を聞き、ますます彼に興味を持つ。

 その四谷はというと、現実世界でも体力づくりなのかランニングにいそしんでいた。そんな彼のスマホが突如鳴り響く。電話をかけてきたのは、まさかのゲームマスター。現実世界でもゲームマスターからの接触があるのかと思うと少し怖い。

 ゲームマスターは四谷に、今から指示する場所に向かい、女の子をナンパしろと告げられた。さらにこのナンパの結果によって今後のクエストの成功率に大きな影響があるという。

 今後に影響があるのならば、無視するわけにもいかない、と向かってみるとそこは四谷の全く知らない高校。さらに、恐る恐る進むと指示された場所は女子トイレ。ここでナンパを行うなど確実に変態としか思われないのでは?! と不安になりながらも向かうと、そこには同級生に服を脱がされそうになり、さらにそれをスマホで写真に撮られそうになっている少女がいた。

 まさかのイジメの現場に遭遇してしまった四谷。ゲームマスターはそのまさにいじめられている少女こそがターゲットだと指示を出す。

 四谷はこういった辱めを写真にとられると、後々それが原因で自殺などを招いてしまうかもしれない、と彼女を囲んでいた女子のスマホをなぜか次々と叩き割っていく。傷つけることはできるかもしれないが、人の素手でこんなにもスマホは粉々になるのだろうか? と言わんばかりの粉々さ加減。女子高生のスマホを続々と叩き割った突然女子トイレにやってきた男、としてかなりヤバイ印象を植え付けた四谷。

 もちろんいじめなど続行している場合ではない。いじめられていた少女を除いたすべての女子高生たちは「警察呼んでやる!」 の捨て台詞を吐いてその場から逃げ出した。

 残された女子は、眼鏡姿の時舘由香。四谷に助けられた、というよりもヤバイのと二人きりになってしまったという気持ちの方が強い様子。それはそうだろう。だが、四谷は自分が彼女を救ってやったという気持ちで、彼女を送り届けるようにエスコートをすることでナンパは成功するという思考に陥っていた。

 とにかく彼女を送るという使命感にかられた四谷と並んで帰る中、なぜいじめられていたのか、ということを聞かれて語り出す。彼女はニコ生を放送しており、その中で先ほどのメンバーについて悪口を言ってしまったらしい。もちろん名前などは伏せていたらしいが、話の内容から該当者が発覚してしまったらしい。

 ばれないと思ったのに……と突然泣き出すが、この女も中々な性格をしているようである。さらに、四谷との別れ際にお勧めの乙女ゲーの男を見習えばモテるようになるのでは? と謎アドバイスをしてさって言った。

 不可思議な出会い方をして、二度と会わないかと思ったがもちろんそんなことはなく、彼女こそが4番目の仲間だったのだ。

 突然ゲーム空間に呼び出され、四谷の時と同じように困惑する時舘。あっという間に職業ルーレットは周り、彼女は魔術師【熱】という職業に決定した。さらに今回のクエストは「MAPの5%を踏破」「荷物をラドドーボに届ける(制限時間40日間)」という2点だ。さらに、今回から死亡後の蘇生が30秒から40秒に伸びるという事だ。人数が増えて少しハードになったようだ。

 一気に説明されても全く何が起こったかわからない時舘は四谷が自分をさらったのではないか? と危ぶむが、かくかくしかじか、と内容を説明されて多少納得。だが四谷に対しての警戒の色は濃く主に女子たちに頼ろうと決めたようだ。特に新堂のハキハキとしたところや、最初は1人で戦っていたことを知ると、彼女に強く惹かれていっているようだ。

 さて、クエストが始まるとゲーム世界は常に危険が隣り合わせだということが示される。4人に大きなムカデのような虫が襲い掛かる。さらにはダンゴムシのような大きな虫がとびかかり、軽率にメンバーの命を奪っていく。 40秒で生き返るとはいえ、死にすぎだ。

 バッタバッタと死んでいく仲間を見て、新メンバー時舘は自らの魔法の力を試してみることに。彼女は幼少期、魔法少女系のアニメに憧れていたらしく案外魔術師になれたのを喜んでいたようだ。だが、レベル1で熱の魔術師の彼女の魔法は全く攻撃として役に立たずただMPを浪費しただけにすぎず彼女もあっという間に死亡してしまう。

 四谷が料理人のスキルで敵の急所などを把握し、包丁と腕力でどうにかムカデのような虫の足をもいだりして敵を追い詰めていった。さらに、箱崎の戦士の剣を四谷自身が握れないという弱点を利用し、箱崎の手を取ることでその剣を四谷が振り敵を倒すことに成功した。かなり不安のあるパーティーであることは前からわかっていたが、仲間が増えても全然強化された感じがしないままで大丈夫なのだろうか。
 
 戦闘が終わったと思ったら、突然新堂の過去回想がスタートする。時舘に、何でもできる人そう、といわれていた新堂だったが、彼女は自身をなんでも頑張ってそれらを手に入れてきた人間でしかない、と自覚していた。その発端となった出来事のようだ。

 新堂は幼いころから勝気で、自らが正しいと思った行動をとっていた。それによって友達ができなくてもいい、とまで思っていたようだが、それを見かねた近所のお姉さんなのか本当の姉なのかわかりづらかったが、優しい年上のお姉さんが「それなら私と友達になろう」と優しくしてくれていた。

 だが、そのお姉さんが何かしらで命を落とした。その時に父親たちが「顔意外は本当にいい子」「顔がブスってだけでああなるんだな」などと話していたのを聞いてしまう。そのことが、彼女に何か大きな影響を与えているようだ。

 新堂がそのお姉さんのことを思い出し、うなされて起きたところを四谷に見られてしまう。彼女は、思ったよりも周りを見ていた四谷に対し突然「私を救って」とすがるのだが……。

 いまいち見せ方がうまくない……。このお姉さん顔が悪いってことで何があったのだろうか? 今後の引きになっているのかどうかもイマイチわかりづらい。

 さらにこの物語で、四谷は「時に冷酷に仲間の命すらコマとして扱う」などの説明があったが、そういった心理ゲーム的な要素も全くなくなってただただ、周りが見えていないイタイ子という役回りしかできていないように見える。回を追うごとにつまらなくなってしまっている。作画もどんどん不安定になっているし、これならずっといらすとやに頼っていた方がよかったのではないだろうか。

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