TVアニメ『無能なナナ』シンジの強烈な腐乱臭が…?第8話

TVアニメ「無能なナナ」公式サイトより

 今回もゾクゾクするストーリー。だが、このペースでちゃんと完結は無理なのでは? 原作も終わってない中でのアニメ化なのでもとより終わらせることはなく続編に希望を託す系なのかもしれないが、間があくと忘れてしまう可能性もあるからできるなら一気に完結まで持っていってもらいたいところだが……。
 
 ユウカとの死闘を無事勝利で終わらせることが出来たナナ。ユウカがいなくなるとあっというまにシンジの腐乱が進む。強烈な腐乱臭に、彼女が操っていたゾンビたちの様子も気になるところ。そもそもこのゾンビたちのこともまだ不明点が多い。ユウカを活かしておいて過去にこのゾンビたちがどういう経緯で死に至ったのかを聞きだすべきだったかと自問するが、今はそれどころではない。

 今までクラスメイト達はナナに近づいたものが続々と殺されていった。キョウヤはおそれをいぶかしんでいる。さらに昨日は学校を休んでおり、ユウカ、シンジの死に自分が関わっているといわれるのは確実だ。それをどうやって回避するかを考えなければ穴らなかった。

 とりあえず山から出ようとしていた際にナナの目に留まったのは、クラスメイトの羽生キララだった。彼女はなぜか蛇を捕まえていた。何をしているのかと聞くと、定期的にハブや毒をもつカエルなどを生で食さないといけないという厄介な体質らしい。彼女の能力は唾液を毒に変えるというもの。この話を聞いて、ナナはある作戦を思いつく。

 彼女を油断させるために、羽生と仲のいい高梨はどうしたのかと質問をふると、羽生は彼女とは縁を切ったという。なんでも喧嘩をしたらしい。

 それはちゃんと話し合って仲直りした方がいい、など適当に相槌を打って、ナナは羽生に気取られないようにそっと毒針を注射する。

 毒の能力を持つ奴に毒針が効くのか、という疑念はあるがどうやら効いたらしく呻きだす羽生。ナナは彼女をに解毒剤の存在をちらつかせながらスマホのロックキーの番号を聞き出し、殺してしまう。

 本来なら優先順位の低い能力の羽生を殺したのは自分に降りかかりそうな嫌疑を回避するためでもある。ナナはそのまま学校に向かうとやはりキョウヤは昨日からのナナの不在を怪しみ、ユウカたちも投稿していないことを告げた。

 予想通りの展開に、ナナはしおらしい態度をとり、ユウカたちが死んでしまったのは自分のせいなのだと告白する。

 だからミチル、飯島、郡をつれて一緒に来てほしいと崖へと向かう。そこでナナは、ユウカが実はネクロマンサーで、シンジはそれに操られていただけであることをばらす。そのうえで、自分の心が読めるという能力を持ち出し、シンジが今もユウカを思っていると言っていたと告げたらシンジのあとを追うように自ら身を投げ出したと告げた。

 さらに腐敗が進んだシンジの遺体を見せ、火を使う能力の飯島に死体を火葬してほしいと頼み込む。キョウヤもシンジの遺体の腐敗状態を見てそれがいいと判断。能力を使って火葬を行った。

 さらにナナは森の中にもユウカに操られていた死体たちがいることを告げ、同じように飯島に火葬してくれるように頼み込んだ。それぞれの死体をキョウヤが確かめるかと思ったが、キョウヤはそれよりもナナから目を離さないことを選び、死体は特に確認されずに続々と火葬されていった。

 キョウヤはユウカたちのことをクラスメイトに公表するべきだといったが、ナナはそれに反対。ナナはユウカと対立した際に人類の敵の声を聴いており、それは以前ツネキチの時にも聞こえたもので、ユウカは操られていたのではないかという嘘をまくしたてる。

 キョウヤもクラスメイトに敵がいるかもしれないという意識をもつことは疑心暗鬼の種になることは重々承知だと前置きしたうえでミチルたちの前で、ナナを怪しんでいるという旨を発表した。

 今まで犠牲になったクラスメイトが死んだとき、いつもナナの所在が不明だといったことでグッと信憑性が増したのだが、その時廊下から悲鳴が聞こえてくる。

 悲鳴の先には、クラスメイト高梨の死体が転がっていた。クラスメイトが彼女を遊びに誘おうと部屋にいったら高梨が死んでいたというのだ。キョウヤはすぐさま死体を調べるが、死後硬直もまだ始まっておらず死後二時間以内だったことが確実な様子。今、まさにナナが亡くなったクラスメイトの死亡時刻に所在不明だといったばかりの時分が、この高梨の死亡す定時時刻にほかならぬ自分と一緒にいたのだ。やはりナナは犯人ではないのだろうか?

 ミチルは高梨の死体を見てすぐさま治そうと近寄ろうとするが、それをキョウヤからも止められてしまう。どんな手口で死んでいるかわからないから近寄るなというのだ。ナナはなぜミチルがこんなにもすぐ人を助けようとするのかその真意がわからない。それにミチルに彼女が蘇生されたら元も子もない。キョウヤに同調してそれを止めた。

 キョウヤは高梨が死ぬ直前に使用したとみられるコンタクトケースを主むろに飲み込み、それに毒が入っていることを自らの体を使って証明する。不老不死ゆえにやはり死ぬことはないが、毒による苦痛はあるようだ。
 
 キョウヤはこの毒入りコンタクト液から、犯人は彼女がカラコンを普段から使用していることを知っている人物であると断定。さらに彼女の能力が短距離瞬間移動であることも合わせて、ナナが学校に来ていない間にこの毒入りコンタクトケースを用意することが可能であるはずだと指摘。

 だが、高梨と羽生が最近喧嘩をしていたという指摘から、羽生の能力も相まって犯人は羽生なのではないかという案も持ち上がる。だがキョウヤは羽生もどうせ死んでいるだろうし、そうでなかったとしてもこの島から出ることは出来ないから捜索はすぐに開始しなくてもいい、とナナのボロがでるのを見極めようとしていた。

 さらにはまだナナと羽生、高梨の接点が見つかっていないとナナにカマをかけようとする。

 キョウヤが毒入りコンタクト液を飲んで具合が悪そうにした際に、ナナは窓を開けてくれた。その時の動きがあまりにも自然だったが、キョウヤはこの部屋の窓の立て付けが悪いことに気付き、ナナにこの部屋にきたことがあるのか? と問いかけた。最初はそんなに接点があることを知られてはならないと別のことを言いだしそうになったナナだったが、自分の行動に気付き、この部屋にきたことがある、と違和感なく言うことが出来た。

 どこまでもナナを疑ってかかるキョウヤに、反論したのはナナではなくミチルだった。彼女は高梨のスマホの履歴を見せ、ナナが自分たちと一緒にいた際に、羽生とやり取りをしていた証拠を見せ、アリバイがあることを示してくれた。だが、この証拠を見せてキョウヤは逆にナナが犯人であると言い切ってしまう。

 飯島や郡にも、ナナの正体を暴くから聞けと推理を話し始めた。その推理はユウカを殺した後から今に至るまでほぼ正解であり、ナナも肝を冷やす。今日一日キョウヤがナナから全く目を離さなかった為に、キョウヤはまだナナが羽生の携帯を持っており、あらかじめ文章を作っておいたものを確実にアリバイのある際に見ないで送信するだけにしておいたのだろうと言いだした。

 あきらかにあからさまにポケットに手を突っ込んでいるシーンがあったのでキョウヤを誘導するためだとは思うのだが、果たしてどうなるのか……。

 毎週ハラハラする展開のオンパレード。ナナはどこまで逃げきることができるのか?! 今回あっという間に二人亡くなったので、クラスメイトも大分数減ってしまった。このあとの展開が気になりすぎる!

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