TVアニメ『憂国のモリアーティ』ようやく宿敵・シャーロック・ホームズ登場!第6話

TVアニメ「憂国のモリアーティ」公式サイトより

 今回からやっと、モリアーティの宿敵シャーロック・ホームズが登場。まだ名乗っているわけではないが、彼の登場がいかにしてウィリアムの邪魔をするのかが楽しみだ。

 モランたちを呼び出し、ウィリアムたちの計画が本格的に走り出す。その計画というのはロンドンを犯罪都市にする、という大がかりなもの。犯罪都市にしてしまうと、彼がいう国をよくするにどうつながるのか?

 ウィリアム曰く、制度というのはそう簡単に変えられるものではない。だが、人間の心というものは一瞬で変わる。そこに目をつけて犯罪を目的ではなく方法として使うのだという。人々には感情があり、人の心を強くうつには死というものは大きな効果を示す。ロンドンが犯罪都市になることで、人々は死と犯罪を見ていくことになる。

 この犯罪が起きるロンドンを舞台にし、目撃者である市民は観客となる。この国のゆがみがあらわになる死を観客に見せつけることで、観客たる国民たちの目を覚まさせるというのが、ウィリアムの計画である。

 階級制度そのものを崩すために、この劇場型犯罪を進めていく中最初の舞台に選ばれたのは処女航海の迫るノアティック号に決まった。そして最初の主演を務めるのが、はブリッツ・エンダース伯爵だ。

 このエンダース伯爵は、常に市民を見下ろし貴族こそ特権階級と思っている子の作品で現れたら絶対死ぬタイプの傲慢な貴族だ。ノアティック号乗船の際にも、貴族と一般市民の乗り場が同じであることにいら立ちを隠せず、暴言を浴びせていた。

 だが彼のイライラはこれだけでは済まされない。最初からウィリアム達によって、彼のイライラが募るように仕掛けがなされていたのだ。

 最初は入り口で庶民たちにイライラさせられ、中に入るとレストランの準備ができていないと待たされ、庶民の子供に服を汚され、さらには別荘が火事にあい持っている炭鉱では事故が怒ったらしい。彼もこの船に乗ってから不運が続いているということには気付いているようだ。どうにかしてこのストレスを解消したいと感がえた彼が思いついたのは……。

 一方、作戦が開始するまで各々のんびりとしてた時間をすごしていたが、ウィリアムはその中で因縁の出会いを果たす。 物思いにふけっていたウィリアムが船内で立派な螺旋階段を発見すると、その姿を見ていた団体が彼を呼び止める。なんでも、婦人たちが囲んでいた青年が、通りかかる人物の職業を見ただけで当てられてしまうというのだ。

 その男はちらりとウィリアムを見ただけで彼が数学者であることを当ててしまう。なぜ数学者だと思ったのか理由を聞いてみると、理由は明らかだと彼はその要素を上げ始める。螺旋階段を見た彼の動きで班別することができるという。その理由にウィリアムも多少論理展開に無理があっても当たっている、と彼の観察眼と推理力をほめ、それならば自分も彼に対してやってみようと言い出した。

 ウィリアムも青年を軽く観察すると、バイオリンを弾くが演奏家ではないこと、科学実験の趣味があること、薬物依存のきらいがあることなどを言い当てた。推理の根拠は青年と同じく「明白だ」とだけ。

 青年も彼に興味を持ったようだが、そのまま婦人たちに連れられて行ってしまった。

 彼の存在は計画の邪魔になるほどではない、と踏んだウィリアムだったが確実に彼が計画の邪魔になってしまうのだろう。その展開になってくれるのが楽しみですらある。

 イライラがMaxになったエンダース伯爵は、船の上ではなく自分の狩場だったらと思ったのを発端に、この船にも家畜同然の身分の者たちが乗船していることを思い出し、その中の一人で入船時にひと悶着起こした人物を部屋に連れ込むことに。この人物はウィリアム達から雇われ、エンダース伯爵をイラつかせることを目的に入船してきた男である。過去に殺人などの犯罪を起こしている男で、いわば使い捨てのコマである。彼は部屋に呼ばれたことでさらにこの男をいら立たせてやろうと内心考えていた。

 だが部屋に着くなり油断した彼を、エンダース伯爵は刺殺。いつものように銃ではなくナイフで殺した出来事が思ったよりも楽しかったらしく悦に入っていた。

 この展開を最初から予想していたウィリアムは、彼の部屋へと出向き、殺した直後でまだなんの片づけもしていない部屋にたまたまやってきた風を装い中に入り、エンダース伯爵が死体の前にいる決定的瞬間を目撃してしまった、という体を演じるのだった。

 ここから彼はどう事を運ぶのか。作戦の中にシャーロック・ホームズが存在することで、彼らの作戦はどう変化していくのか、次回も楽しみだ。

TVアニメ『憂国のモリアーティ』ようやく宿敵・シャーロック・ホームズ登場!第6話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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