TVアニメ『Lapis Re:LiGHTs』(ラピライ)ラブライブ!x異世界!?異色な組み合わせな第1話

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TVアニメ「Lapis Re:LiGHTs」(ラピライ)公式サイトより

 ラブライブ!的な作品のアニメが始まった。魔法×アイドル。舞台は異世界。グループが多く、出演キャラクターが多いために暫く混乱しそうだが、作画もきれいで見ていてワクワクさせられる。期待が持てそうだ。

 主人公のティアラがフローラ女学院を訪ねる所から物語はスタートする。事前に訪問を予約していたわけでもなく、ただこの学校に入学したいという意志だけでやってきたようだが、それで入学できる学校も学校である。

 特に試験のようなものはなく、ティアラは学校に入学することを許される。早速学校内を案内する生徒がやってくるが、それはティアラと幼馴染のロゼッタ。ロゼッタはかつてティアラを様付して呼び、敬語で接していたようだが、学校内ではむしろ先輩にあたるのだから、と呼び捨て、タメ口での会話を強要される。元々仲が良く、ロゼッタがティアラを大事に思っていることが察せられる関係っぽく、さっそく百合カップルが誕生したようにも見える。

 学園長のいいつけで、ティアラはロゼッタの班に入るようにと言われるが、なんだかロゼッタはそのことに戸惑っているよう。この学校では授業を自由に選択することができるようだが、基本的には班での行動が必須となる。そこで、班決めが大切な役割を担うようだ。ロゼッタの班員は他に本の虫で引っ込み思案っぽいリネット、運動神経がよさそうなアシュレイ、そしてちょっとオバカそうなラヴィの4人。ここにティアラが加入することになる。

 班員は皆、「こんな班にはいってくれてありがとう!」と歓迎ムード。まだまだ学校のしきたりなどについて全く理解していないティアラにとっても、友達ができるのは歓迎すべきことだ。

 学内の施設を見て回り、制服も受け取り寮で夕飯を……と思ったものの「ラピス」であるリネットたちの班はまだ入れないと言われてしまう。ラピスというのは班の階級。この学校では成績順でランクがつけられており上から「ノアール」「ルージュ」「ラピス」となっている。つまり最低ランクだということだ。さらに、彼女たちの班は前期で赤点をとっており、今期でまた赤点をとると落第になってしまうという崖っぷちに立たされているというのだ。だから「こんな班に入ってくれてあるがとう」とあそこまで喜ばれていたのかと理解するも、入学して早々退学の危機に直面してしまう。

 さらにティアラの姉、エリザが色々鍵を握っているようで回想に何度も登場したり彼女の歌をティアラが歌ったりと今後の登場が期待される。今のところファンタジー学園ものという色が強いがここからどうやってアイドル展開に入るのだろうか。

 サブキャラクターたちも非常に可愛らしく、画面を見ているだけでも華やかだ。第2のラブライブとして、ムーブメントは起きるのか?!
(文=三澤凛)

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