アニメ『22/7(ナナブンノニジュウニ)』トップアイドルの道を駆け上がるメンバーに告げられた次の指令は『解散せよ』!?第9話

TVアニメ「22/7(ナナブンノニジュウニ)」より

 前半のメンバーの個別エピソードが重すぎたせいか、どんどん後発組のエピソードが弱くなっている感が否めない。メンバー全体のストーリーも展開させなくてはいけないためにエピソードもあっさり目にしないと入りきらないという事情もありそうだ。

 ナナニジ一周年を目前にがぜん忙しくなってきた。レコード大賞の新人賞を受賞したり、移動する間にファンに気付かれるようになるなど、どんどんトップアイドルの道を駆け上がっていく。

 最初は自信もなくアイドルという職業に嫌悪感のようなものすら持っていたみうもそれを受け入れ、メンバーが好き、とはっきりといえるほどに成長していた。そんなみうと電車を乗り合わせた綾香は、どこか達観した目で過去を思い出していた。

 今のところ、綾香の印象はセクシー代表のようなポジションでいつも飄々としている女の子。しかしこれといった印象に残るエピソードがないため、ちょっとニコルとキャラがかぶっているようにも感じていた。

 そんな彼女の回想は12年前からスタート。小さなころ、末っ子だったこともあり甘えん坊だった綾香。姉二人とは少し歳が離れていたこともあり、母に子守唄を何度もねだったり兄妹喧嘩をするとすぐに泣き出すような性格だった。

 いつも喧嘩してばかりいる姉を疎ましく思っていた。だが、その姉が男子と喧嘩をしていた理由が自分のことをけなされたことだったと知ってから、徐々に距離が仲のいい姉妹になっていった。

 そして姉たちの影響もあって漫画を幼いころから愛読していた。その後、自分でも描くようになり、高校在学中にデビュー。人付き合いが苦手だったために通信制の学校に編入し、一人暮らしをしながら漫画で生計をたて生活をしていた。そこに、22/7への招待状が届いたのだ。

 過去回としては過去最高に重たくはない。姉妹の思い出を語るだけに終始していたのでもっと何かあるのかと勘繰ってしまった。それよりもメンバーたちで一周年ライブ前の壁ちゃんからのプレゼントのような温泉旅行の方がメンバーそれぞれの個性が出ていて面白かったような。

 いつもツンツンしているニコルがかなりポンコツ疑惑があったり寝相の悪いメンバーや温泉シーンなどサービスも多く、メンバー全員がただただ楽しそうにしている姿は微笑ましい。
 ここで英気を養っていざライブへ! と意気込んでいた中また壁からの指令が放出される。

「解散せよ」たった一言書かれたこの指令が示す意味とは? この指令に対してメンバーは絶句。壁の命令は絶対の、マネージャー合田さんはどんな反応を示すのだろうか。

(文=三澤凛)

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