TVアニメ『波よ聞いてくれ』まさかの光雄ゾンビ化!?第10話

TVアニメ『波よ聞いてくれ』公式サイトより

 光雄ときっぱりと縁を切ってきたミナレ。麻藤からICレコーダーを借りており実はデートの一部始終を録音していたことから、この一連の出来事を基にして「波よ聞いてくれ」に活かされることに。内容は「光雄を埋葬しろ」というもの。埋葬とは一体どんな内容になるのか?

 一方ミナレは瑞穂の家から出る決意を固める。いつまでも瑞穂の好意に甘え続けるわけにはいかないということだが、現在瑞穂は久連木が退職することで頭を悩ませていることもありミナレにはずっといてもらってもいいのに、と引き留める。どうしてもダメ男に魅力を感じてしまうミナレは逆に甘やかされてしまうと逆に不安になるのだという。

 それゆえに、ミナレに好意を持ちながらもずっと真剣に取り合ってもらえない中原は家事全般テキパキこなすし、普通の女性にとっては優良物件なのに、ダメ男部分がないからミナレに好意的にみられないという不憫な扱いを受けているのだ。さらにはミナレが光雄とデートした話を聞いてかなりショックをうけ仕事にもかなりの影響を及ぼしてしまう。そんな中原を不憫に思ったマキエはミナレに対して、中原をこけにするのはやめてほしい、と頼むがミナレからしたらお前には言われたくない、という気持ちである。

 ミナレは中原とマキエが一緒に暮らしていることで、自分から気持ちが彼女にうつったのではないかと多少誤解もしているようだ。このカレー屋の人間関係もまだしばらく混乱したまま続きそうだ。

 そしてとうとう波よ聞いてくれ収録日。ミナレがラジオ局に向かうとそこには見知らぬ男が2人も。今回のゲストだというその二人は誰も本名を知らない音響効果の達人、加工猿と加工豚だ。昔から数多くの効果音を作ってきてこの道では知らない人はいない猛者なのだそうだ。そんな二人を連れて、今回はラジオドラマ風に展開するようだ。

 ミナレも聞き間違えるほどに精巧に作られた光雄の声に加工したボイスなども作り、光雄埋葬というエピソードにリアリティをもたらす加工豚と加工猿。麻藤との出会いから始まった光雄という呪縛からミナレを解き放つために、光雄を疑似的に埋葬することで、ミナレも生まれ変わらせたいという思いが詰まっているらしい今回の企画。

 登場人物はミナレと麻藤さん。そして光雄の加工ボイス。大雨が吹き荒れる中、麻藤が死体を始末する男を演じ、ミナレはそれを見守るシーンからスタートする。雨の中死体を埋めるのはリスクが高いとか、埋めている間の雑談など音や台詞にもリアリティがある。

 そしてなぜか組み込まれる謎のキスシーン。色々と不可解なシーンもあるが、光雄を埋め終わって一安心と思ったところで、突如光雄が土の中から這い出てくるところで本編が終わってしまった。
 
 光雄ゾンビ化という恐ろしい展開だが、埋葬するっていってたのに出てきちゃったけれども一体どうなるのだろうか。
(文=三澤凛)

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