道内地のラジオDJになるから店をやめる! と豪語をしたものの、いくら冠番組を持つとしても週一のラジオのギャラなど微々たるもの。華麗に前言撤回して二足の草鞋のままでいくことに。
やはり中原とマキエの関係も気になっているミナレ。中原に対して恋心を持っているわけではないが、簡単に乗り換えられるとやはり腹が立つというもの。だが、中原とマキエはどうやらミナレが思っているような男女の関係にはなっていないようだ。それというのも、中原の家には子持ちの姉が転がり込んできているようで、二人きりにはなれないようだ。
中原の姉は同性なのをいいことに、夜寝る際にマキエの状況を聞きだすことに成功。どうやら彼女がカレー屋で働くことになった原因である彼の兄に問題がある様子。
両親を事故で亡くしたというマキエ達兄妹。それからしばらくしてから兄の夢枕に両親がたったことから、様子がおかしくなり元々過保護だった兄がマキエを束縛というよりもほぼ軟禁に近い状態で管理するようになってきたという。
その束縛っぷりに参ってしまっていたマキエは兄が事故を起こしたことをたてにとり、加害者の立場である兄が文句を言えないように店で働くことを申し出たのだという。
さらには中原の人のよさに付け込んだような形にもなったが、彼の家には姉がおり姉が出ていったらマキエを泊まらせて二人きりになるようにはしないだろう。案外一途な中原くんは、ミナレに誤解されたままだということに気付くのだろうか。
また、マキエも中原に対しては助けてほしい以外の感情を抱いているのかはまだはっきりとしない。この関係は見逃せない。そして肝心の「波よ聞いてくれ」だが、2回目以降は自分で企画を出せ、といわれていたミナレだが全く案が出てこず苦戦を強いられる。 そんなときに飛び込んできたのが、第一回目の放送への反響で送られてきたとあるFAXだ。
まるで怪文書を想わせる文面とやばめな内容から確実に触れてはいけない案件だという思いがよぎるが、よくよく見てみると宛名の主はミナレの知る人物。さらに、実家から贈られてきた立派な新巻鮭をかの人物に届けた際に感じた違和感のことを合わせると、どうにも事件性を感じてしまう。
だが、このヤバイFAXを見た麻藤はこの題材が面白いと感じてしまった様子。ミナレの番組は何も生でなくてもいい、とミナレと瑞穂にこの送り主の元にいって一部始終録音してくることを命じる。
オカルト系にはしたくないと反論するミナレだったがそんな意見が通るはずもなく、さっそく該当の住所に向かう事に。 そこは、家賃が払えなくなるからと引き払った元ミナレのアパート。そう、FAXの送り主はミナレが毎回酔っ払った際にかってにお邪魔していて部屋にまで送り届けてくれていたあの階下の住人沖だったのだ。沖はかなりやつれ、目の下はくまだらけでかなり精神的に迷っている様子。ミナレをみても特に反応をしめさずラジオのDJがミナレだったことにも気づかずにを送ってきていたようだ。
沖の彼女が死に、その彼女が毎夜彼のもとに訪れるという普通なら信じがたい話。だが、ミナレたちが部屋に入ると突然階段から血のような生臭いものが滴ってくるなど怪奇現象が続く。壁一面に張られたお札や怪奇現象などあきらかにおかしなことばかりが起こるが、一体これは? この音声をラジオにするとただただ放送事故でしかないような気もするが、一体どうなってしまうのか?
(文=三澤凛)
TVアニメ『波よ聞いてくれ』まさかのオカルト回!怪奇現象の正体とは?第6話のページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、波よ聞いてくれ、ラジオの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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