架空の街新宿區歌舞伎町が舞台の『歌舞伎町シャーロック』。第16話がオンエアされた。
今回はミッシェル回! しかしそんなミッシェル回の中身よりも、既に次回が気になる終わり方をした。
高級キャバクラの前で客引きをしていた女の子が気になって、通い詰めるようになったミッシェル。なぜかこのキャバクラにシャーロックとワトソンも来ていた。
このキャバクラでミッシェルの目当てはキャバ嬢としてはちょっと地味目な鈴本エリカちゃん。指名はせずともプレゼントを渡したり、とても気にかけている様子。しかし彼にはパワハラな感じの本命彼氏がいるとのことで、気が気ではない。
さらに、お店にはウエストでも有名なハリー・ウエストという大金持ちのボンボンがやってきて、地味だからという理由でエリカを指名する。あまりにもバカみたいなこの男が、今回のタイトルにもあるあほぼんである。
ミッシェルがキャバクラにいたことで、ワトソンはなぜか彼をかわいそうに思って飲み明かそうと誘う。みんなで酔いつぶれた朝、ミッシェルに飛び込んできたのは、彼が目をかけていたエリカの逮捕の報だ。
なんと、彼女はあのパワハラ彼氏を刺殺した疑いで逮捕されたというのだ。知らせを聞いた彼は急いで警察にいき、エリカが犯人なわけがないと騒ぎ立てる。なぜ彼がこんなにエリカのことでやっきになるのかと思ったら、実はエリカは彼の娘だったのだ。
元々刑事だったミッシェルは、レストレードの上司だったのだがギャンブルにはまり、捜査状況を流すことでお金を稼いでいた。そのせいで恨みを買い、家にチンピラが乗り込んだことでエリカに傷を負わせてしまい、嫁はエリカを連れて出ていってしまい、その後会わないままだったというのだ。
それゆえに、キャバクラで出会ったエリカをそっと見守っていたのだ。それなのにこんな出来事。親としてもエリカの犯行は納得できないという。ミッシェルの必死になっている姿を見て、シャーロック自ら捜査の協力を名乗り出る。
死体の状況から見て、シャーロックは犯人はあのあほぼんであると断言する。その推理を聞いたミッシェルは一目散にあほぼんの屋敷に忍び込む。彼氏殺害に、あほぼんがしていたアホみたいにデカイ指輪がかかわっていると聞いて、それを盗み出しに来たのだ。
しかし屋敷、とくに指輪が保管されている部屋は厳重なセキュリティに阻まれている。だが無実の罪で捕まっている娘のためにそのセキュリティを乗り越えようとするも、やはり無理がありあほぼんに見つかってしまう。
しかしあほぼんかなりサイコパスというか、自らペラペラと犯行を自供。かなり無理やりな犯行で、彼氏を殺して逃げたことを話しだした。後から乗り込んだシャーロックたちによって無事にお縄につくことになった。
この事件自体にはそんなに意味がないという(ミッシェル的にはあったんだけど)感じだったのだが、ちょこちょこ作中に練りこまれている小ネタがCパートで少しつながってきた。
Cパートではこの事件から10か月が経過。世間では選挙の話題でもりあがっているが、新聞の見出しにあのあほぼんが獄中自殺したというニュースが。さらに本編の間にモリアーティがいた刑務所でも集団脱獄があったというニュースもあった。
そんな不穏なニュースが続く歌舞伎町のパイプカットに予想外の人物がやってくる。そう、モリアーティが戻ってきたのだ。人を惨殺して1年足らずで帰ってこれものだろうか。彼もまさか脱獄?
(文=三澤凛)
アニメ『歌舞伎町シャーロック』あほぼんのサイコパスさが際立った第16話のページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、サイコパス、歌舞伎町シャーロックの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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