アニメ『歌舞伎町シャーロック』かわいらしいタイトルとは裏腹に今年最後にふさわしい回だった第12話

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『歌舞伎町シャーロック』公式HPより

 オリジナルテレビアニメーション『歌舞伎町シャーロック』の第12話がオンエアされた。

#12「にゃんにゃん打破」

 死亡したジャック、警察に連行されたモリアーティ。探偵長屋には重い雰囲気が立ち込める。そんな中「パイプキャット」の看板猫・パイプがいなくなったとハドソン夫人が騒ぐ。近頃、歌舞伎町にはペットを誘拐して売りさばく不審者が出るというが……。全員強制参加でハドソン夫人からパイプ捜索を依頼され、探偵達は渋々パイプを探す。

 衝撃の前回から明けての今回、タイトルが拍子抜けするもので不安になったが内容は1クール目の最終回にふさわしいものだった。

 切り裂きジャック殺害により逮捕されたモリアーティのニュースで巷は大盛り上がり。そんな中、パイプカットの看板猫のパイプがいなくなったと大騒ぎするハドソン夫人。探偵長屋の面々が予備だされて調査を依頼されるが、皆モリアーティ逮捕に心を痛めて誰も本気で取り合おうとはしない。

 だが、ハドソン夫人の強引さに押されて渋々と調査がスタート。乗り気ではないうえに一銭にもならないということで、誰も本気にならずにそれぞれがいつも通りに歌舞伎用の町に散っていく。だがそんな探偵たちをまるで鼓舞するかのように、ターゲットであるパイプがそれぞれの元を訪れ小さな事件を起こしていく。

 メアリたちは何故モリアーティの悩みに気付いてやれなかったのかと悩んでいた。しかし、戻ってきたら必ず力になることを心に決め、小林は遊撃隊の子供たちのやる気をあげる。ミッシェルはモリアーティの風評被害を食い止める。

 そしてシャーロックは特に気にしていないと嘘ぶいていたがワトソンだが、きちんと推理してパイプをおびき寄せて捕まえることに成功する。なんだかんだいって、ハドソン夫人の意図を一番組んでいたのはシャーロックだったようだ。

 この件を経て、ワトソンは自主的に彼の助手になることを宣言しシャーロックもそれを受け入れる。 彼の変化をキチンと見届けたアイリーンはニューヨークに戻ることを決意し人知れず行ってしまう。

 これで第一部は完、という感じだが独房にいるモリアーティを見つめる目が……。これはいったい何を示しているのか? キーパーソンなモリアーティが捕まったことが、今後どのような展開を生むのかが気になるところ。

 あとマキちゃんがジャックでさらに殺されてしまったことで闇落ちした京極の姿も気になります。年明けから新たな展開が始まるだろう『歌舞伎町シャーロック』も楽しみだ。
(文=三澤凛)

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