アニメ『歌舞伎町シャーロック』ついに切り裂きジャックの狙いが明らかに？物語が大きく動き出す第８話

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　オリジナルテレビアニメーション『歌舞伎町シャーロック』の第８話がオンエアされた。

#08「水着を脱がせるな」

　探偵長屋に城田結衣という女性がやってくる。一人娘のえみりを女手一つで育てているが、元夫であるミルヴァートンにえみりの養育権を寄越せと脅されているという。娘と離れたくない結衣にはなにやら事情があるらしく、助けを求めて探偵達に依頼を託す。

　前回から登場したアイリーンが今回もがっつり登場した。ここから大きなストーリーへとなだれこみそうだ。區長の秘密を追うという点で共謀っぽくなるのかと思ったけれど、やはりホームズはアイリーンを警戒している様子だが……？

　そんな中、アイリーンが突如パイプカットでアルバイトを始めた。小林や京極はメロメロだが、モリアーティは喧嘩を売るような態度を取る。モリアーティとも何か確執があるのかと思ったがアイリーンのほうは、モリアーティとは初見のような態度だったことから、彼が一方的に何かをかぎ取った可能性もある。モリアーティは謎が多い。

　そんな騒がしいパイプカットに新たにS級並盛の依頼が舞い込んでくる。子連れのシングルマザーからの依頼で、子供を産んでも見向きもしなかった男が突如娘を連れていこうとする。もちろん断ったが、彼女の秘密を突きつけて彼女が親権を持てなくなるように仕向けようとするため、その証拠を盗み出してほしいというものだった。

　その秘密というのが、彼女の持病に関する診断書。彼女は持病のために一人では子供を育てることができないと診断されたが、子供と離れることを嫌がり医師に別の診断書を出してもらっていた。その本物の診断書を証拠として親権を争ったら負けてしまうというのだ。

　事件の概要を聞いてホームズは今回の依頼は受けないと判断するが、アイリーンがこの事件に名乗りを上げる。それゆえにワトソンは今回はアイリーンと組んで事件に挑むことに。

　この事件を追っている中、今回の首謀者であるミルヴァートンという男がアイリーンの知り合いの女優黒木アガサのことも脅していることが発覚した。彼女の絶対に表に出したくない秘密を握られ、体と金銭を要求されていたというのだ。旧友のピンチにアイリーンは金を出してやり、ミルヴァートンに恐喝をやめるように説得するのだが、彼の態度は変わらないままだった。

　彼の自宅に探していたものがあるということを突き止めたアイリーンと、いつの間にかワトソンと入れ替わって捜査に加わっていたホームズ。ミルヴァートンの自宅に忍び込み隠れていると、何者かに彼が銃殺されてしまう現場に立ち会ってしまう。

　その犯人はアガサ。しかしミルヴァートンを殺したことで同じように彼に脅されていた数多くの女性は救われたとアイリーンは彼女を逃がしてやるだった。

　アイリーンから助けてもらってお金を払ったのにミルヴァートンはアガサの秘密をマスコミに売ってしまったのだ。彼女が実は元男性で整形手術と性転換手術で女性になっていたというのが、その内容だった。

　後味が悪いながらも当初の捜査も無事完了した。そんな中に再度切り裂きジャックが現れたという情報が入る。そしてアイリーンの手元にも荷物が届く。その荷物の中には「メダマカエセ」という暗号と共に、アガサの耳が入った小箱が送られてきた　そう、切り裂きジャックが狙っているのはアイリーンだったのだ。

　この切り裂きジャックの事件がホームズたちの間にどんな事件を巻き起こすのか。後半戦に向けて役者がそろってきた。
（文=三澤凛）