アニメ『ドロヘドロ』閲覧注意のテロップに負けないハードな描写の連続な第1話

アニメ『ドロヘドロ』より

 おいでませ、混沌。魔法によって顔をトカゲにされてしまった記憶喪失の男、カイマン。本当の顔と記憶を取り戻すため、相棒のニカイドウと一緒に自分に魔法をかけた魔法使いを探し続ける。いったい自分は何者なのか……。唯一無二の世界観ゆえに映像化不可能と言われてきた『ドロヘドロ』のTVアニメ第1話が放送された。

魔の1:カイマン

 有名な作品なのは知っていたが、原作に触れたことがなかった。映像化不可能と言われた作品の映像は、いったいどんなものなのか。

 冒頭から「本作には演出上残酷は表現があります。予めご了承ください。」という不穏なテロップが。そしてそのテロップ通りに顔面を噛まれた人物の描写からスタートする。

 食べられている人間は口の中にさらに首があることを別の人間に伝えようとするがそいつは謎の女性とのバトルでそれどころではない。彼を食べていたトカゲのような男は中にいた奴に何か言われたかを男に問うと「お前じゃないといわれた」と答えると落胆し、「もういらない」とその男をミンチにしてしまう。

 この男が主人公、カイマン。そして戦っていた女性は二階堂。カイマンは魔法によってトカゲの姿になってしまったという青年。元に戻る方法を探しているという。この世界には魔法使いが存在しており、カイマンたちが存在するホールとを魔法のドアでつなげ行き来する。

 扉が出たときに魔法使いをかたっぱしから捕まえて、自らの口の中を見せて自分に魔法を変えて物を特定しようとしているようだ。魔法使いはホールに「練習」にやってきてそれに使われた人々は、カイマンのように異形な形になってしまうらしい。
 
 魔法使い側も、ホールの人間を下に見ており、今回カイマンが一人殺したことで彼を殺したものを探しだし復讐する話が持ち上がる。魔法使いという言葉から我々が想像するものとはかなり異なるが、一体彼らはどんな存在なのだろう。

 カイマンの相棒二階堂は、魔法使いがよく出没するという場所の近くで一人飲食店を営んでいた。お腹がすいて行き倒れている人がいると助けずにはいられない性格らしく、現在ホールでよく見かける人間を虫にしてしまう魔法使いとは知らずに店に招き、ご飯を食べさせてしまう。その際に店の場所が危険区域であることや最近出てくる虫に変える魔法使いがへたくそだということを世間話として話してしまったことにより、逆鱗にふれ彼女も虫に変えられそうになってしまう。

 ちょうど二階堂がやられている現場にカイマンが現れたことで二階堂も助かり、魔法をかけた根本の魔法使いが死ぬことで魔法が解けるということが発覚。
 
 カイマンに魔法をかけた魔法使いを殺せば魔法は解ける。カイマンのことは魔法使い側でも話題となり藤田という男が魔法使いをかたっぱしからあたることに。その中で有力候補となったのが骸骨の面をかぶる「恵比寿」。

 藤田が目を付けたちょうどその時にカイマンがばったりと恵比寿と出合い戦闘が始まってしまう。藤田は一歩遅く彼女をその場から救おうとするが顔の皮が剥げてしまうなど、血みどろな描写がポンポンと出てくる。

 この恵比寿、結局どういう存在だったのだろう。まだまだ世界観をつかむに至ってはいないのだが、ものすごい作品を見せられている感じだけはひしひしと感じている。
(文=三澤凛)

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