ドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』健人の歌唱シーンに視聴者シラケる？第5話

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　ひとりキャンプをテーマに、奇数話・偶数話で主人公が入れ替わる『ひとりキャンプで食って寝る』の第5話がオンエアされた。

　私たちも大きな台風で家の中から身動きが取れなかった記憶がまだ新鮮に残っているので、今回の話はどこかわかりみが深いエピソードだった。

　キャンプに行きたくても台風情報ゆえに暇を持て余した健人は、新しいテントや道具を家の中で試すことに。元二人暮らしだった部屋は広く、おニューの二人用テントを張っても余裕がある。家の中でテントグッズを広げ、キャンプとと同じように缶詰料理でビールを開けるのってめっちゃ楽しそうだ。

　一人テントを楽しんでいたところ、友人の武志が訪ねてきて、さらにキャンプ感が強まっていく。この武志がひと様の家に来たとは思えないくらいに傍若無人だった。健人よりも先におニューのテントに寝転がり、ビールを要求し、さらには何かつまみも出せという。
　
　蓄えていた大量の数種に及ぶ鯖缶を開けまくり、それをつまみにビールをあけるが、ずっと鯖缶だけ食べていくとさすがに飽きてくる。家ではできるがキャンプではできないこと、それはオーブンを使った料理。玉ねぎとジャガイモと鯖缶とチーズで作ったそれは、電気を消してキャンプ場のような雰囲気を作って食べるとまたさらに格別だ。

　テントはなかなか張れないけれど、こうやって雰囲気だけでもアウトドアを家で試してみるのも楽しそうだ。これだけで満足し、外に出なくなってしまいそうだ。

　武志はこの部屋で一緒に住んでいたという健人のモトカノ、リエコのことも知っているようで、健人の思い出にもズカズカと上がり込む。思い出が染みついた前のテントや、彼女が置いて行った傘などをさっと持ち出して雨上がりと共に家を去っていってしまう。

　この武志の図々しさというか傍若無人さ、無理な人は無理だろう。でも男子同士ってこういう感じなのだろうか。

　毎回健人が登場する回は、歌うシーンが入れられる。入れなくても問題がないシーンだが、歌わせるっていうルールがあるのか、毎回そこそこ長めに歌う。正直そんなシーンよりももっと料理シーンが見たい。

　次回の健人シーンも歌のシーンはあるのだろうか。無くなっていることを祈りたい。
（文=三澤凛）